魚座29度と30度のサビアンシンボル

魚座29度と30度のサビアンシンボル 占星術・サビアンシンボル

今日の太陽のサビアンシンボルは魚座29度「プリズム」、
明日は魚座30度「巨大な石の顔」です。

魚座29度 プリズム

プリズムとは、光を分散・屈折・全反射させ、ガラス・水晶などの透明な媒質でできた多面体。1つの光が赤、橙、、緑、青、藍、紫、の7色に分かれ、グラデーションで映し出される現象を光の分散と呼ばれます。

虹はなぜできる?

雨の後にできる虹は、大気中に浮かぶ水滴と太陽光によって起こります。
では、光はどのように水滴の中を通り、7色の虹となるのでしょう。
虹が7色に見えるのは、太陽光が7色に分解されているからです。プリズムを通した太陽光が、7色に分かれるのと同じ現象です。つまり、大気中の水滴がプリズムの役目をしているのですが、その光の動きは複雑です。
光は水滴に出会い、「屈折」して水滴中に入ります。そこで「分散」して7色に分かれ、色ごとに内面で「反射」して、再度水滴表面で屈折して出ていき、虹となります。

キヤノンサイエンスラボ
プリズムは虹色
プリズムの色は虹色

プリズムの色は虹色です。

雨あがりに大きな虹を見るとちょっとラッキーな気分になりますよね。
虹は幸運や希望の象徴だったり、未来に続く架け橋のイメージだったり、何かを達成したり、良いことがあるようなそんな予感もします。天からの贈り物とも言われ、神様に守られているよというメッセージだったりもします。

このプリズムの度数は、今までの自分とは違ったより良い未来に、大きな宇宙に繋がる架け橋のようなイメージでしょうか。

29度:価値の比較

魚座29度 プリズム

個人から完全に離れた宇宙原理というものに自分を託していく状態を表します。次のサインは牡羊座ですが、その前に春分点があり、このポイントは12サインがより大きな宇宙につながるための唯一の瞬間です。自分の体験的・魂的な経験と純粋な宇宙法則を照らし合わせて、改めて自分の働きや構造を整理していく姿を表します。

ディグリー占星術 松村潔(著)

眠れる預言者 エドガー・ケイシーのネイタルチャートの太陽星座がこの魚座29度のプリズムだそうです。
調べたところ、ケイシーは1877年3月18日 アメリカ合衆国 ケンタッキー州ホプキンスビル 15:03生まれだそうです。

「個人から完全に離れた宇宙原理というものに自分を託していく」
ケイシーのリーディングは、ケイシー個人の知識を超えたアカシックからの情報を得て、病気の原因や治療法から人生アドバイス、その人の前世、宇宙についてなど、色んなジャンルの質問に答えていたそうですから、凄いですよね。

魚座29度 プリズムは、自分自身を明け渡してより大きな宇宙に繋がっていくポイントなのかもしれません。

※魚座29度と30度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています

魚座30度 巨大な石の顔

巨大な石の顔なので、12サインの最後として、それまでの自分の個性や特徴を大きくハッキリ、くっきりと表した後、次のサイクルの旅へと向かいます。

30度:サインを吐き出す。今までのサインの特質が洗いざらい出て統合化され、同時に終わりの度数のために、ここから離れていかなくてはなりません。

魚座30度 巨大な石の顔

最も大きな切り替え点である春分点を目の前にして、12サインで追求してきたところのその人のエッセンスや魂の特徴が固く結晶化していく様子を表しています。今までの12サインから離れるということを意味します。

ディグリー占星術 松村潔(著)

今生から来世へ旅立つ度数でもあるかと思います。

死ななくても、精神的に、魂的に急成長して次のサイクルに入っていく人はこの度数の影響を受けているのでしょう。

タロットカードで言うと、世界のイメージでしょうか。自分の使命、やるべきことを成し遂げ、物事が完成して、その後、更にまた高い次のサイクルに入っていくというステージです。

世界のタロットカードの4隅には地水火風の四元素のシンボルが書かれてあります。

チベットの死者の書によると、人が死ぬ時、死んだ後にラマ僧が枕元で『死者の書』の経典を唱えます。死の瞬間に解脱が可能で、この死者の書の導きによって、存在の本性のもっとも高い、眩しく輝く光明、クリヤー・ライト(閃光)が体験できる人生最大のチャンスだそうです。

ほとんどの人はその眩しすぎる閃光に圧倒され、失神してしまい、解脱に失敗してしまうそうです。すると引き続き、次の経文が唱えられます。

チベットの死者の書の中に、四大元素の地水火風の色が汝を照らすという箇所があります。これに溶け込んでいくことが出来れば、空を体験し、自分本来の内なる光を認識して一瞬にして成仏出来るのです。

そこで成仏に失敗すると、更に次の経文が続きます。これを49日間続けるのです。
日本の四十九日法要の日数が同じなのも、死者が生と死の中間の場所でさまよう期間だからなのでしょう。

今生から来世へ旅立つ時に通り抜ける四大元素の地水火風。肉体から魂の根源に戻っていく過程で、四大元素の地水火風を通り抜けるのでしょう。

もし肉体を持ったまま、次のステージに行く人は、物凄い変容、上昇になるのだと思います。

まとめ

魚座29度と30度のサビアンシンボルについて。

魚座29度 「プリズム」 個人から完全に離れた宇宙原理というものに自分を託していく状態を表します。 個人より大きなものに身を任せてそれを表現&体現して広げていく。

魚座30度 「巨大な石の顔 巨大な石の顔なので、12サインの最後として、それまでの自分の個性や特徴を大きくハッキリ、くっきりと表した後、次のサイクルの旅へと向かいます。精神的に、魂的に急成長して次のサイクルに入っていく。

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