本日の太陽のサビアンシンボルは乙女座1度「男の頭」、明日は乙女座2度「掲げられた大きな白い十字架」です。
乙女座の6グループ
それぞれのサインの30度を5度ずつ、6つのグループに分けています。
乙女座
第1グループ サビアン1~5度 明晰な視点を獲得する
第2グループ サビアン6~10度 個人の節度の範囲で情感の表現力の幅を限界までひろげる
第3グループ サビアン11~15度 個人の強い管理力を思いのままひろげる
第4グループ サビアン16~20度 人格形成の途上で排除してきた影に侵入され、それを新しい可能性として評価する。
第5グループ サビアン21~25度 実務能力の頂点を極める
第6グループ サビアン26~30度 形にとらわれた心を解放するための道を探す
愛蔵版サビアン占星術 松村潔(著)
乙女座 第1グループ サビアン1~5度
乙女座1度 男の頭
細部や形にこだわり、明確化する。細かいことに目が行き、そこに集中していくため、全体像を把握するのが難しくなります。実務的な細かい仕事はしっかりできる人でしょう。細かいことに気がつき、分析力もあります。
1度:スタート。サインの性質を最もわかりやすく表す。
乙女座1度 男の頭
ディグリー占星術 松村潔(著)
かたちあるものの特徴に集中します。獅子座が内側から外に爆発したのに比較して、乙女座はその周囲の輪郭にこだわり、かたちから入り、中の活力を閉じ込めます。獅子座を殺してしまうと考えてもよいでしょう。細部に集中し、他に何かあるのを忘れます。
※乙女座1度と2度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。
例えば、誰かをモデルにして絵を描く時に、外から見えるそのモデルの表情、顔の輪郭、目や鼻、髪の毛まで、細かい形、色、部分などを丁寧に見たままを描写して描く絵が、この乙女座1度のイメージでしょうか。
細かい作業がとても丁寧にできる人。ですから実務的なことはとても丁寧にこなせる人です。

外側の輪郭、細部に目を向けると、全体像的なものは把握しにくくなります。外側の目に見えるものに意識を集中すると、自分の内面の気持ちやエネルギー、意志などがその分、はっきりとは感じにくくなります。
針の小さい穴に糸を通す時を思い浮かべてください。自分の視点を針の小さい穴と糸、指先などに集中させている時に、他の周りの景色、部屋の中、自分の気持ちや感情、周りにいる他の人の表情などにどれだけ気づいていられるでしょうか?細かいことに集中すればするほど、全体像はぼやけてしまいます。そして全体を眺めている時には、細かい髪の毛1本1本の形や様子などはもし視野の範囲にはあったとしても、詳細は把握していない状態になります。
なので、乙女座が細かいことに意識を集中させればさせる程、その他のことはわかりにくくなります。
ですが細かい作業や、淡々とこなす実務にはとても向いている、ということになります。
乙女座や乙女座1度の活用
大雑把な人、細かいことは気にしない人。「もっと丁寧に仕事をやってよ!!」と言われる人。部屋が汚い人。部屋の整理整頓をしたい人。
こんな人には、乙女座の要素や乙女座1度の要素を手に入れることが出来ると、綺麗に整理整頓したり、仕事が出来る人になっていくことが出来ます。
乙女座の要素としては物事の詳細が目に入るため、綺麗に整理整頓をしたり、分類したり、片づけたり、実務が得意。細かいゴミも目に入るので、綺麗に片づけたり、掃除したりするということにつながります。
私はガサツだから・・・。仕事が出来ない人。そんなあなたへ。
自分の性格、特徴など、色々あるとは思いますけれど、実は360度のサビアンの要素というのは、全員の人が持っています。ただ、その要素が使われていない、活性化されていない、得意不得意があるというだけです。
現時点では得意ではなくても、努力などによって、ある程度はやれるようになったりします。
乙女座1度の細部に焦点を当てる、というのを実践する方法の例です。
部屋のお掃除なら、まず片づけたい部屋の全体を見て、その中で一番汚い、乱雑な所、片づけたいところを1か所に絞ってみてください。そしてその1か所を徹底的に片づけ、掃除してみてください。
例えば、今日はタンスの1段だけ綺麗にするとか、机の上のみ綺麗に整理整頓するとか、今日は床掃除をしようとか。今日は窓ガラス1枚のみ掃除しようとか。片付けや掃除にかけられる1日に10分だとしたら、その10分で出来る範囲の掃除の箇所を決めて、そこを綺麗にするのです。狭い範囲で十分です。TVの前のみ、とか、本棚1段の本の整理のみとか、今日は花を飾ろうとか。そしてそれを週に何回かやれば、段々部屋は整い、綺麗になっていきます。
お仕事でしたら、お仕事前に10分程度でよいので、今日1日やる仕事全体をまず思い浮かべ、その後、それぞれについて詳しく何をするのかざぁっ~と考えてみてください。そしてその中で、まず今日はこれをしっかり丁寧にやってみようとテーマや内容を1つだけ決めてください。何でも構いません。
- 今日は丁寧に接客をする努力をしてみよう。
- 笑顔で話しかけてみよう。
- 今日は頼まれていた報告書を仕上げる。
- 相手にわかるように、仕事の指示をしよう
- 苦手な顧客に連絡をする。
- 今日は段取りをしっかり考えて、仕事をしてみよう。
- 会議が上手くスムーズにいくように配慮しよう。
- 意見をはっきり相手に伝えよう。
- 新しいアイディアを1つ出してみよう。
- ミスをしないように、今日は注意してみよう。
何か1つでもしっかりやってみよう(仕事や掃除)と努力してみて、1日が終わる時に振り返ってみましょう。どうでしたか?しっかりやれた?それとも成長中?
細かいことに意識を向けてみて、実行してみて、どうだったでしょうか?もしきちんと出来た項目があれば、「よくやった!!」と自分を誉めてあげてください。
まだまだ・・・という評価や感想の場合もあるかもしれませんけれど、これも日々の積み重ねで、段々上手になってきます。努力中、成長中の自分も褒めてあげてください♪
例えば、キッチンの引き出し1段の10センチの幅の区画のみ綺麗に整理整頓したとしましょう。次にその引き出しを開けたら、その隣りの区画も綺麗にしたくなったりします。そして整っているのが美しいと思うと、徐々に他もどんどん綺麗にしたくなってきます。
元々の向き、不向きはあるとは思いますが、意識して、努力を積み重ねれば、段々、細かい業務や実務も出来るようになってきます。苦手だと思うことも、やって少しでも出来るようになったら、嬉しくありませんか?
人間の意識は伸縮自在です。本を読むのに集中していたら、本の内容にだけ意識がいきますし、空を眺めれば、広大な空へと、自分が意識している領域は小さくなったり、大きくなったりします。
細部に意識を向ける。それだけでも、実はもう、目に入ってくるので、変わる要素になってくるのです。自分は不得意だ、だけで諦めてしまわず、ちょっと試しに意識してみてはどうでしょう?
乙女座2度 掲げられた大きな白い十字架
自分自身の生き方、全体像、本質が見えにくくなり、自分の気持ちを抑える傾向があります。少し自分に自信が持てない部分もあったり、抑え込み過ぎて辛い時もあるかもしれません。
2度:手ごたえ。
乙女座2度 掲げられた大きな白い十字架
ディグリー占星術 松村潔(著)
部分的なことに関心が集中した時、自分の全体像が見えなくなりますから、どうやって生きてよいのかわからなくなってきます。そういう時、誰もが従う公共的な基準が提示されて、それに従うと迷わなくなるということを発見します。多くの人が共有する合意的現実に従うというのは、乙女座の持つ資質に素直に生きることです。
乙女座1度ではっきりとわかる外面の部分を意識して、獅子座の内面から溢れ出るエネルギーで自由に遊んだり自分の主張をするのを抑え込んだ結果、乙女座2度では自分がどのようにしてよいのかわからなくなることも多いようです。そのため、一般的な概念を基準にして、それに合わせようとします。
自分を自由に表現できず、周りの価値基準に合わせていると、抑圧となり、苦しむ人もいるかもしれません。
獅子座の時期が夏休みで、はじけて自由に遊んでいたとしたら、太陽が乙女座2度はだいたい8月24日頃なので、夏休みがもうそろそろ終わりで、夏休みの宿題を一生懸命やっていて、学校生活に戻る準備をしている時期ということになるでしょうか。
まとめ
乙女座1度と2度のサビアンシンボルについて。
乙女座1度 「男の頭」 細部や形にこだわり、明確化する。細かいことに目が行き、そこに集中していくため、全体像を把握するのが難しくなります。実務的な細かい仕事はしっかりできる人でしょう。細かいことに気がつき、分析力もあります。
乙女座2度 「掲げられた大きな白い十字架」 自分自身の生き方、全体像、本質が見えにくくなり、自分の気持ちを抑える傾向があります。少し自分に自信が持てない部分もあったり、抑え込み過ぎて辛い時もあるかもしれません。