12星座の特徴と相反する自分の傾向

12星座の特徴と相反する自分の傾向 内側の男女ワーク

対人関係で苦手、嫌い、気に入らない相手の要素も理解し、調整し、仲良くなったり、人間関係で上手くいく秘訣は、自分自身の内側の相反する要素を調整&統合することです。自分の内側と外側の人達はリンクしています。

何か夢や目標、なりたい自分があるのに、仕事のプロジェクトがあるのに、なんだか進まない要素とは何でしょうか?資金がないとか、変わるのは難しいとか、その資格を取るのは大変だとか、わからず屋の上司・怠ける部下や同僚がいる、家族や周りの人が理解してくれず、反対しているとか・・・でもその周りの人や状況を変えるのは大変です。

人を変えるのは困難でも、自分自身を変えることなら、自分だけで済みます。皆さんは周りの人や環境を変えようと努力するというのは既に試してみたのではないでしょうか?

夢や目標、なりたい自分になるのに必要なこと、それは自分の中の男性性と女性性をバランス良く整えることです。

その現状を創り出している、自分自身の内側で妨害している要素というのもありまして、それに目を向けて調整することによって、現実を変えていく方法、それを「内側の男女、相反する自分の傾向の統合」と私は呼んでいます。

内側の男女ワークがどんな仕組みなのか、西洋占星術の12星座の特徴でごく簡単に説明したいと思います。

相反する要素を取り入れて統合することによって現実が変わる

自分の相反する要素を取り入れて、吸収し、統合することによって現実が変わってきます。

相反する自分の内側の要素は、占星術でも表されているため、その人の出生図を参考に、その人の特徴をつかみ、どの部分を調整していくと、物事が上手くいくようになるかを見て、バランスをとり、統合していくのに利用しています。

太陽 出生図の中で最も大きい影響力をもつのが太陽です。太陽は明るい「意識」、そして分析心理学で言う「自我」を象徴します。 シャドウは、私たちが無意識の領域に関心をもったときに、最初に目につくイメージです。なぜならば、自覚的な意識=太陽は、位置する星座によって、独自の価値観や倫理観をもちます。明るい太陽の背後には、必ず影があります。太陽星座の価値観や倫理観により、検閲され、「正しくない」と判断されたものは、無意識の中のシャドウのの引き出しに加えられるのです。

 例えば牡羊座の物の考え方と、180度反対に位置する天秤座の価値観は、真っ向から対立します。前者は正直な生き方やストレートな物言いを信条とし、リアルな人間関係を築くためには喧嘩も辞さない星座です。それに対して、平和主義が信条で、感情的にならずに外交手腕を発揮することを美徳とするのが後者。このようにどちらも、「自我」の性質に従って自然に振る舞っているだけなのに、太陽と正反対の星座の性質は、無意識の中に置き去りにされてシャドウとなります。

※無意識の中の影の部分=シャドウ

心理占星学入門 岡本翔子

太陽の光があれば、影(シャドウ)も出来るのです。
自分の中で太陽星座の性質や傾向が顕在意識で輝く反面、無意識下で抑圧されたシャドウの要素がくすぶるのです。
この相反する自分がいると、何かの時に問題が起こったりするのです。
この牡羊座と天秤座の要素が自分の中にあったら、どうなるでしょうか?

例えば、何か夢があって新しいことをやろうと意欲的に頑張っている時に他の人達も関わっているとします。自分の中の主人格の人物(牡羊座)は、「これをやりたい!!あれをやりたい!!」とアイディアを出し、実行していこうとします。ですが、周りの人たちはそのスピードについていけず、戸惑っている様子。
「周りのことも考えようよ。もっと皆の空気も読もうよ!!」
あなたの性格の一部、天秤座的な性格の人物がそのように言うのですが、主人格の牡羊座は無視して、突っ走ります。

 突っ走った結果、どうなるかというと、周りの人は誰もあなたについてこれず、あなたの周りの人たちとは仲違いしたり、あなた独りでそれをやる羽目に陥るのですね。

外側の現実で問題が起こる前に、実は内側でも同様のことが起こっているのです。自分の内側と外側の人達はリンクしています。内側で相反する自分がいて分裂していると、外側の現実でも問題が発生するのです。

この無意識の自分の側面を意識して調整すること、この相反する自分の要素を統合・調整することによって、よりパワフルに目標や夢に向かって進めるようになります。

星座別の特徴と相反する要素の統合

簡単に星座別の特徴、そして相反する要素とその調整のコツを紹介したいと思います。
占星術のことは知らなくても、自分の太陽星座は分かる人も多いのではないでしょうか?
もしわからなければ、ネットで星座を誕生日で調べてみてください。
自分の太陽星座と対極の星座の特徴や要素を取り入れてバランスをとり、弱点などを克服・統合することにより、よりパワフルに自分が望む方向へいく力がついてきます。

対人関係で苦手、嫌い、気に入らない相手の要素も理解し、調整し、仲良くなったり、人間関係で上手くいく秘訣は、自分自身の内側の相反する要素を調整&統合することです。
自分の内側と外側の人達はリンクしています。

例えば、あなたの太陽星座が牡羊座で衝動的に行動する人だとすると、その対極にある天秤座の要素を取り入れることによって、自分のことばかりでなく、社交的に相手の気持ちや立場などを考えながら物事に取り組むことにより、人脈ができたり、更にパワーアップしてやりたいことを力強く進めていけるようになっていきます。

牡羊座と天秤座
 牡羊座は何かやりたいことや目指すことがあると、よく知らなくても未知の世界へ勢いよく飛び込んでいくタイプ。ある意味で荒っぽい部分もあり。勢いよく始めるが、飽きっぽく、長続きしない傾向もある。
 そして天秤座は一般的にセンスが良く社交的でバランス感覚を持っているため、自分と周りのバランスの良い形を保ち、調整しながらやりたいことを進めていきます。他人を気にしすぎる傾向もあるかも。
 牡羊座の行動力と天秤座の社交性がミックスされれば、色んなことが成し遂げられるはず!!牡羊座の考えなしの行動を天秤座の社交性と協調性でカバーしたり、相手に合わせすぎて疲れる(天秤座)のなら、周りは気にせず、チャレンジしていく牡羊座の精神を取り入れましょう。

牡牛座とさそり座
 牡牛座はマイペースで、五感が発達しています。落ち着きがあり、安定、安住を好み、粘り強い。所有欲、執着心が強く、美しいものを好みます。気に入った物は手放しづらい。頑固な側面もあり。
 さそり座は情が深く、人との関係も深いものを求めます。執念深かったり、嫉妬心も人一倍強いかも。深い情緒的な体験を好む。目指す事柄を深く探求していく傾向もあります。深い洞察力、直感力に優れており、物事の本質や裏の側面が気になる。オカルト好きも多い。
 牡牛座は物に執着、蠍座は特定の人に執着しがちな傾向があります。物や人に執着したい気持ちを、何か興味のあることや自分の内側の探求にシフトさせれば、粘り強く物事を追求&達成していく人になれるでしょう。

双子座と射手座
 双子座は好奇心旺盛で色んな情報網を持っていて、ピンときたものにはすぐ飛んでいく身軽さを持っています。色んなことに興味を持つけれど、長続きしないという傾向があります。
 射手座は高みを目指し、追求していく傾向があります。高い意識、高度な学問・技術、遠いところ、発展していくことを好む。
 双子座は知識・情報なら何でもOKで手当り次第。浅く広くの双子座、高みを目指していく射手座とは方向性が違い、相容れない部分もありますが、その両方を組み合わせれば、幅広くて深い知識を手に入れることができます。双子座には射手座の深い知識・学問・高い精神性を、そして射手座には双子座の幅広い情報を自分の知識に役立たせて活用していきましょう。

かに座と山羊座
 かに座は家庭的で愛情や思いやりが深く、家庭や仲間・身内と思った人々を大事にしますが、仲間ではない・馴染みのない人が入ってくるのを嫌がる排他的な傾向もあります。仲間だけで出来る場合はよいのですけれど、範囲が広がってくると仲間でない人々を排除したくなるため、上手くいかなくなったりもします。身内や家族や仲間を大事にし、目標や夢を共有できる小さな組織では力を発揮できるかもしれません。
 山羊座は目指す目標があれば、コツコツ着実に実際的な方法で進んでいきます。集団や社会にも対応していきます。
 かに座は家庭的、山羊座は社会的な側面を持っています。蟹座は愛情をもっと多くの人に示すように拡大していくか、山羊座のような視点を持つことで夢や目標が広がり、現実化させていくことができます。山羊座は目標を達成するために、情や家庭的な側面を切り捨てたり、ないがしろにする傾向があります。家族や身内、情を大事にする家庭的な側面、目標に向かう姿勢のどちらの要素も必要です。

獅子座と水瓶座
 獅子座は何かを創造し、自己表現していく星座。周囲から認められて称賛されることに喜びを感じます。目立ちたがり屋な側面を持つ。やりすぎると、自意識過剰になる。
 水瓶座は自由と平等、博愛精神。個性派。
 自分が目立ちたい獅子座、自由と平等の水瓶座は全く違うように思えますけれど、揺るがない価値観、自分をしっかり持っているという点で、それぞれの要素を認められるようになれば、創造力に溢れ、新しく自由で平等な仲間を作っていくことが出来ます。

乙女座と魚座
 何事も綺麗に秩序を保ち、整理整頓して細かく分析・分類する乙女座。潔癖さ。純粋さ。実務、効率よく仕事をする。
 色んな情緒的なものを吸収して境界のない、混沌とした水のような性質を持つ魚座。繊細で、優しく、相手の影響を受けやすい。無意識の領域が魚座の世界です。
 秩序と混沌。顕在意識と無意識。両者はある意味でかけ離れています。ある意味で自分にも他人にも厳しく細かい乙女座さんが魚座の優しさを見習ったり、魚座の境界がなく何でも受け入れてしまう部分を、きちんと秩序を保つように乙女座的要素を取り入れることで、良い風に変わっていけます。魚座の無意識の領域のアイディアを乙女座で実用化するという風に共同作業が出来るようになると良いですね。

自分の太陽星座と相反する星座。
それぞれの星座の特徴と正反対の要素を取り入れ、統合することによって、人生の問題や課題や障害を乗り越え、調和した自分本来のやりがいのある楽しい人生へと変容していきます。

出生図のその他の影響(太陽星座以外)

占星術の出生図(ホロスコープ)でこれらの星座は反対の位置にある星座同士で、アスペクトではオポジションの角度(180度)となっています。

太陽星座が自分の性格や傾向と違うなと思ったら、月星座、他の自分の天体と星座やハウス、特徴のあるアスペクトの影響などを考え、その問題がどの部分に関連しているか、出生図を更に詳しく読んでいく必要があります。

内側の男女ワークでは

ごく簡単に12星座を例に内側の男女ワークについて説明してみました。
相反する自分の要素の言い分を聞き、調整し、中間のとてもよいバランスの良い形に持っていき、統合し、癒やしたり、本来の自分がやりたいことを叶えていくワークです。

自分の太陽星座の要素や性格とその真逆の要素の統合。
実際の内側の男女ワークで、太陽星座とその反対の星座の要素の統合が必要なケースは低く、もっと複雑です。
占星術は太陽星座だけで読むわけではありませんし、占星術を参考にしている割合は内側の男女ワークの全体の10%~15%だけで、その70%位はリーディングで見ています。
また別の機会に少しずつ紹介したいと思っています。

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