牡羊座11度と12度のサビアンシンボル

牡羊座11度と12度のサビアンシンボル 占星術・サビアンシンボル

牡羊座11度のサビアンシンボル「国の支配者」、
牡羊座12度「野生の鴨の群れ」について。

牡羊座の第3グループ・・・革命的な行動を志し、挫折の中で地道さを学ぶ

完全マスター 西洋占星術Ⅱ 松村潔(著)

11度~15度の第3グループでは周りや社会に働きかけて行動実験をしていきます。

牡羊座11度 国の支配者

集団の環境の中で、自分自身の考えや理想を強く押し出していきます。ある集団の中で支配者のように振る舞ったり、それが上手くいかなかったりもするでしょう。牡羊座ですから相手を考慮してバランスをとるのは難しく、一方的に自分の考えを押し付けるケースが多いかもしれません。でも人に押し付けるだけでは物事はなかなか上手くいかないものです。周りを従わせられるなら支配者側は満足かもしれませんけれど、人は様々な考えを持っているものですので簡単ではないでしょう。押し付けられた方は嫌がったり抵抗したり、不満に思い、反発したりもするでしょうから。

自分の考えを外に向けて表し、従わせようと行動するけれど、上手くいく場合とそうでない場合があるということです。自分の考えがあるように、相手にもそれぞれ考えがある・・というのをわかった上で上手く統率するわけではないので、失敗するケースも多いでしょう。

11度:テンションの高い実験性

牡羊座11度 国の支配者

 牡羊座の新しい考え方をもって、自分が属している環境に対して革命を起こそうとする行動を表しています。ここでは何も考えずシンプルに純粋な理想を強く押し出しすぎるため、スムーズに改革が進むということはないでしょう。ただ実際にこの度数を持つ人を見てみると、小さなグループの中では自分が王様のような立場となり周りを従わせていることもあります。政治的なものとは妥協の分野ですので、そういうところからするとこの度数の人は理想や理念に走りすぎるところがあるでしょう。

ディグリー占星術 松村潔(著)

サビアンシンボルでは「国の支配者」となっていますけれど、「国」が大きな範囲のものを指すのか、例えば会社の部署の中でなのか、家族のような人数でのことなのかは人によるでしょう。

小さな子供が兄弟や家族、友達の間で、王様や女王様のように振る舞うような、そんな様子を経験したり見たことはありませんか?自分がまるで王様のように自分の意見や考えが通り、好きなことをやらせてもらえる環境で育ったとしたら、その子供はある意味で満足かもしれません。でもずっとその王国の支配者でいれるとは限りません。その時期にその国の支配者のように振る舞っていたとしても、もっと大きな範囲の社会の人たちに出会った時に、あなたは負けるかもしれないのです。家族や親族の間ではそれが通用していたけれど、例えば幼稚園や小学校に入ったら、もっと強い同年代の人がいて、あなたが今度は従わされるかもしれないのです。隣りの国に戦争を仕掛けたけれど、負けてしまい、今度はあなたがそちらに従わなければならないかもしれません。

※牡羊座11度と12度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています

「牡羊座11度 国の支配者」の人間関係

この度数を持つ人、この度数の影響下の時、もしくはこの度数のようなことが起こっている場合、対人関係でどういうことが起こっているのか、眺めてみてください。自分の意見や考え、やり方を強く強調して、周りを変えようと押し付けていく様子。又は誰かがあなたにその人の考えや方針に従わせようとしている様子。

人間関係ではよくある構図です。恋人や夫婦間でもよくその争いが起こっていますし、社会でも会社でもそのような人は沢山いるでしょう。平等な関係ではなく、どちらかが強い立場であったり、強い発言力を持っていて、相手を自分が思うように動かそうとしている状態です。

自分自身をしっかり保ち、もし相手の思う通りにしたくないのであれば、自分の考えを伝えてブレないようにしていく必要があるかもしれません。いくら伝えても相手は国の支配者的な人物ですから、更に強気で押し付けてくるかもしれませんが、それに惑わされずに自分軸を持つことが重要です。

又、自分が相手に自分の望みや意見や押し付けている場合は・・・まず自分が人に何かを押し付けていることに気づいて(それは相手をコントロールしようとしているということです)、自分の意見が大事なように相手も尊重していくことを学ぶ必要があるでしょう。

牡羊座12度 野生の鴨の群れ

近くの公園の池に鴨の群れがいたりするのですけれど、鴨って可愛いですよね。ある日、公園のベンチでまったりしてたら、鴨が次々と池から上がり、どういう訳かある方角へテクテクと歩いていくのを見かけました。???そんなに沢山の鴨がいったいどこに向かっているのだろう?とても不思議に思ったので、その鴨達がいったいどこへ行くのか辿ってみました。すると!!公園の端にあるおじいさんがいて、その公園の端に簡易のダンボールとビニールで出来たその方の住まいがあるらしく、そこでそのおじいさんが鴨に餌をやっていたのです。

鴨たちは池からそこまで一直線に並んでテクテクおじいさんのそばへ!!

きっと毎日餌をやっているのでしょう。おじいさんは鴨達に囲まれ、幸せそうでした。鴨に好かれていいなぁ~。和やかな公園での出来事でした。

野生の鴨。それぞれは個性があってバラバラなようでいて、なぜか全体的には整って一列のようになって!?テクテクと歩く姿はとても可愛かったです。

12度:未知の探究

牡羊座12度 野生のカモの群れ

 自然の中にある黄金数的な秩序を体現します。探究し発見するのではなく、その人の生き方そのものが教育を受けつけないものとして、自然なままに動いていくことで最も良い能力を発揮します。この度数を持つ人は指導を受けませんから、あまり干渉しすぎてはならないと考えるとよいでしょう。

ディグリー占星術 松村潔(著)

池にいる時も、空を飛んでいる時も、歩いている時も、野生の鴨は自然のまま、自由に動き回っているのに、何故か全体としては秩序があります。この度数を持つ人は自然法則の中で、新しいこと、未知の探究をしながら気ままに楽しみながら生きているのでしょう。その人独特の価値観を持っているので、社会の規範には当てはまらない側面があるかもしれません。

まとめ

牡羊座11度と12度のサビアンシンボルについて。

牡羊座11度 「国の支配者」 集団の環境の中で、自分自身の考えや理想を強く押し出していきます。ある集団の中で支配者のように振る舞ったり、それが上手くいかなかったりもするでしょう。

牡羊座12度 「野生の鴨の群れ」 新しいこと、未知の探究をしながら気ままに楽しみながら自然なままに動き、独特の価値観を持ち、秩序を保っています。

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