獅子座7度「空の星座」、獅子座8度「ポルシェビキプロパカンダを広める人」についてです。
獅子座7度 空の星座
永久的で変わらないものに目を向ける。ずっと輝き続けるものに憧れ、目指す。変化しない理想を追い求める。自分の核となる生き方、目指すものを見つけようとする。
7度:落差による意欲
獅子座7度 空の星座
ディグリー占星術 松村潔(著)
時代により変化する地上と永遠の価値を維持する星座・恒星などの落差を感じます。自分はその永遠に属しているという確信がありますが、生きている間は、それを維持するのはなかなか難しく、なぜなら時間と空間の中での栄枯盛衰があるからです。それが意欲を刺激します。
※獅子座7度と8度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。
6度で周りと自分の違いに気がつきました。そしてすぐに周囲に合わせるのかというと、獅子座はそうではありません。周りの価値観や時代遅れの自分に気づいたとしても、時代を超えた普遍的、永久的なものはないかとそちらの方に目を向けようとします。獅子座の不動宮の変わらない、揺らがない態度ってすごいですね。意志が強く、誇り高いので周りの人にすぐ合わすとかではなく、矛盾を感じることによって意欲がわき、自分自身の「情熱」と「自己表現」のより良い方法を探そうとするのです。
地球が自転しながら、太陽の周りを公転しているため、季節によって見える星座は変わりますが、空の星座や恒星は動きません。※実際には恒星も動いていますが、地球からの距離が非常に遠いため、恒星の動きは非常にゆっくりで、肉眼ではほとんど動きが分からない。
空の星座のように永久的で変わらない、ずっと輝き続けるものに目を向けるということです。
周りに自分の価値観や要望を押し付けて、ゴリゴリ従わせようとするのを止めて、純粋な思いで自分の好きなことをやったり表現するというのなら、星のように輝く存在になるかもしれません。

獅子座8度 ポルシェビキプロパカンダを広める人
理想を現実化しようと特定の思想や意見、やり方などを広めるために今あるものをぶち壊す。性急で勢いがあるため、破壊的な行動になりやすい。周囲や自分の中のこれまでの価値観や様式を壊そうとする。改革しようとする強烈な力、行動や活動。
8度:落差の超越
獅子座8度 ポルシェビキプロパカンダを広める人
ディグリー占星術 松村潔(著)
永遠なる基準を地上に持ち込み、そのことで実際的な面では大きな異変が生じますが、それは細かいことに振り回されることからの超越です。安定した自分の創造力を維持することができるようになります。
一般的に「プロパガンダ」という言葉は、特定の思想や意見を広めるための情報操作や宣伝活動を指します。
「ポルシェビキプロパカンダ」とは、第一次世界大戦中にドイツ帝国がロシア革命を扇動するために行った秘密工作みたいな意味らしいです。1917年にロシアで起こったロシア革命は、世界史を大きく変えた出来事で、貧しい国民の不満と戦争の混乱の中、皇帝が倒れ(2月革命)、その後、国民の心をつかんだレーニン率いるボリシェヴィキが政権を奪取し(10月革命)、ソ連という社会主義国家を築いた。2月革命では、ウラジーミル・レーニン率いる「ボリシェヴィキ」が「平和(戦争の即時停止)、土地(農民への土地分配)、パン(食料の確保)」をスローガンに掲げ、貧しい労働者や兵士から強い支持を得ていきました。10月革命ではボリシェヴィキが政権掌握し、社会主義国家の建設を宣言しました。

理想をこの地上に顕現するには、これまでの体制を根こそぎ破壊しなくてはならず、多くの人を扇動し、革命のような激しい出来事になるということですね。
周りにいる少人数の人達が変わるだけでは、理想をこの世に持ち込むことが出来ません。内側の激しい情熱が爆発し、周囲を巻き込む激しい改革となります。
貧富の差がない社会の実現を理想とし、改革が起こり、社会主義国家が出来たなんてすごいですね。
何かの改革のようなものではなくても、個人的に激しい情熱、曲げない意志、激しい気性、頑固さという形で出る場合もあります。
獅子座8度 ポルシェビキプロパカンダを広める人 考察
あるお客さんのネイタルチャートで、火星が獅子座8度「ポルシェビキプロパカンダを広める人」の人がいました。その人は自分の激しい気性をなかなか抑えるのが難しく、時々爆発して、人に当たっていました。
その人の場合は何か理想を追い求めていたわけではありませんでした。自分の要望を通すために、強く激しい感情で周りを振り回していました。要望を叶えるためにそれを使っていました。
火星は情熱、意欲、攻撃性、競争心、行動力、外へ向かって自分を表現するモチベーションなどを司る天体です。自分を表現する方法、行動が火星が獅子座8度「ポルシェビキプロパカンダを広める人」だとものすごく激しくやってしまうのでしょうね。あまりにも激しく人を攻撃したりする傾向があったため、周囲の人は大変困っていたようです。
どの天体なのかにもよりますけれど、この獅子座8度の人はとても激しい行動に出るかもしれないので、気をつける必要がありそうです。
まとめ
獅子座7度と8度のサビアンシンボルについて。
獅子座7度 「空の星座」 永久的で変わらないものに目を向ける。ずっと輝き続けるものに憧れ、目指す。変化しない理想を追い求める。自分の核となる生き方、目指すものを見つけようとする。
獅子座8度 「ポルシェビキプロパカンダを広める人」 理想を現実化しようと特定の思想や意見、やり方などを広めるために今あるものをぶち壊す。内側の激しい情熱が爆発する。性急で勢いがあるため、破壊的な行動になりやすい。周囲や自分の中のこれまでの価値観や様式を壊そうとする。改革しようとする強烈な力、行動や活動。