蠍座17度「自分自身の子供の父である女」、蠍座18度「豪華な秋色の森」のサビアンシンボルについてです。
蠍座17度 自分自身の子供の父である女
何かが自分の中で育ち、生まれ変わっていく様子。男性性と女性性が統合されて、新たな子供が育っていくような感覚。自分の中で何かが育ち、それを受容し変容していく様子。内側の自分を育みつつ、進化していく。
17度:瓦礫の山で新たな希望を見出す
蠍座17度 自分自身の子供の父である女
ディグリー占星術 松村潔(著)
自分の内面から作り出されてくるものが、より外面的なものを受信した結果であることにきづきます。外的なものは内的な回路を通じてより膨らんだ可能性をもたらします。
※蠍座17度と18度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。
自分以外の外の人間と強くつながって一体化し、その自分の欠けたものを吸収しようとしてきたのが15度までですが、16度では自分自身の中に、安心するような、ありのままの自分に気づきます。そしてそれが育っていくのが17度です。

子供の父である女??父でも女でもある、両性の要素を持った人間のイメージでしょうか?
まるで妊娠している母のように、胎内で子供を育てます。
新たな自分の子供、そして足りないと思っていた男性性と女性性が結合したような、自分の中で新たな自分が育っていくという奇妙な感覚を持つようになります。
より統合された自分へと生まれ変わっていく過程なのだと思います。満たされた感覚と充足感。そしてそれによって自分が変化、成長していくのを感じ取ります。
蠍座18度 豪華な秋色の森
成果が実り、それを人々に見せていく。気持ちが落ち着き、物事に集中する。努力が実を結び、それを分かち合っていく。これまでの集大成。自然のサイクルを感じて次の準備をしていく。これまでを振り返り、何かを手放す。結果を出す。
18度:星に照応する古い記憶の探索
蠍座18度 豪華な秋色の森
ディグリー占星術 松村潔(著)
こもって集中的に作業に取り組むことで模索し、それによって生まれた成果をたくさんの人に見せていきます。集中して閉鎖する部分と開放して見せる部分との交互の繰り返しです。
秋の紅葉は、その美しさで見る人の気持ちを和ませます。自然の美しさを見て静かな感動や癒しを感じ、リラックスします。気持ちを落ち着かせ、物事に集中したり勉強するのにも良い時期だったりします。葉が散っていく様子は、人生のはかなさ、思い出や過去を思い出したりと静かに物思いにふけることもあるでしょう。
春から夏、秋へと移り変わっていきます。春は種まき、夏は元気に育ち、秋に収穫の作物も多いと思います。秋は実りの秋とも言われ、作物を収穫することから、やってきたことの成果が出るという意味合いがあります。
紅葉が起こるメカニズム
🍁葉の中で起きていること
- 夏の間、葉は**葉緑素(クロロフィル)**によって緑色をしています。
- 秋になって気温が下がり、日照時間が短くなると、光合成の活動が低下し、葉緑素が分解されていきます。
🌈色が変わるしくみ
- 緑が減ると、もともと葉に含まれていた
**カロテノイド(黄色)やアントシアニン(赤色)**が目立つようになります。 - 特に昼夜の寒暖差が大きいと、アントシアニンが多く作られて、鮮やかな赤やオレンジの紅葉が見られます。
気温が下がらないと紅葉はしないので、温暖化で去年などは紅葉が遅く、紅葉の時期があっという間に終わり、冬になったりしていましたよね。外国人が日本の秋の紅葉を見に来たのに、紅葉していないという話を聞きました。
🍃最終的には、木は冬に備えて葉を落とし、水分の蒸発を防ぎ、栄養を幹や根に蓄える準備をします。
紅葉は冬越しのための自然のサイクルです。
木々が葉を落として、冬の準備をするように、新しい時期、次のサイクルのために色んなものを手放していく時期でもあります。
まとめ
蠍座17度と18度のサビアンシンボルについて。
蠍座17度 「自分自身の子供の父である女」 何かが自分の中で育ち、生まれ変わっていく様子。男性性と女性性が統合されて、新たな子供が育っていくような感覚。自分の中で何かが育ち、それを受容し変容していく様子。内側の自分を育みつつ、進化していく。
蠍座18度 「豪華な秋色の森」 成果が実り、それを人々に見せていく。気持ちが落ち着き、物事に集中する。努力が実を結び、それを分かち合っていく。これまでの集大成。自然のサイクルを感じて次の準備をしていく。これまでを振り返り、何かを手放す。結果を出す。


