昨日の太陽のサビアンシンボルが射手座29度「芝を刈る太った少年」、本日が射手座30度「法王」です。
射手座29度 芝を刈る太った少年
精神性を活かして、社会に役立つことをする。共同体や地域に貢献する。余分なものを刈りとったり、そぎ落とす。役割をこなして、地域に根ざした活動をする。精神的、思想を実際の仕事や行動で示していく。理想を語るだけではなく、実生活に活かす道を探していきます。
29度:価値の比較
射手座29度 芝を刈る太った少年
ディグリー占星術 松村潔(著)
射手座の火の柔軟サインの精神性が次の山羊座に入る場合、実際の社会活動の中に今までの精神性を生かさなくてはいけなくなります。自分が持っている知識や教養の中で、実際的に貢献できることは何かを考え始めます。
※射手座29度と30度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。
実際的なことをする準備をする。これまで得て来た知識や精神性を実生活や実際の仕事や行動で示していったり、地域に根ざした活動をしていく。ただ思想的に持っているというだけでは駄目で、何らかの形で貢献していく必要があります。

「芝を刈る太った少年」というシンボルですので、沢山蓄えた知識(太った少年)を整理し、刈り取り、実生活に活かしていくことになります。
例えば収入にはあまりならないけれど、哲学や思想の勉強をし続けるか、どこかの会社に入って実際の仕事をするか、などの選択肢などがあって、選んでいくことになります。
射手座の次の山羊座は地のサインです。芝生は、「芝草(しばくさ)」と呼ばれる種類の草で、地面を覆って横に広がって増え、踏まれても回復します。下記のような効果があります。
- 衝撃をやわらげる
- 温度を下げる
- 音を吸収する
- 泥や砂埃を防ぐ
- 心身をリラックスさせる
- 環境保全に役立つ
芝生は地面を覆い、衝撃を和らげたり音を吸収したりするクッションの役割があり、広場などに芝生があったりしますよね。地の山羊座と間にあるクッションということで、伸びすぎた射手座の知識や精神性を整理し、刈り取って、地上や現実世界で活かせるように整えていく必要があります。
広大な精神性で広がり、伸びすぎていると、ただの理想を語るだけになってしまったり、空想のようになってしまい、実際には役立ちにくいのです。必要な部分を残し、刈り取り、実生活に活かせるようにしていくのです。
射手座30度 法王
宗教的な活動をする。精神性や思想を他者に広めていく。自分たちの思想を強くアピールする。自分たちの高い精神性を宗教の教祖様のように語る。何かの思想の権威になる。自分の影響力、力を示す。自分の思想や考え方、信念体系を強く押し出し、強いパワーを発揮する。
30度:サインを吐き出す。今までのサインの特質が洗いざらい出て統合化され、同時に終わりの度数のために、ここから離れていかなくてはなりません。
射手座30度 法王
ディグリー占星術 松村潔(著)
精神的な面での崇高な権威的なものも、強調されすぎると形式ばった見栄っぱりに見えてきます。
30度では、サインの要素を強く押し出して出し切り、そして山羊座に映っていくことになります。

サビアンシンボルが法王です。
宗教的な権威の象徴ですよね。自分の思想や考え方、信念体系を強く押し出し、人々に広めようとしたりします。影響力があり、人々が集まってくるかもしれません。
自分の影響力、力を示す。
思想や宗教の権威、強いパワーを発揮する。人々に尊敬されたり、注目される。
明日は冬至で、2025年12月22日から太陽は山羊座に入ります。サビアンでは、山羊座1度に入っていきます。
まとめ
射手座29度と30度のサビアンシンボルについて。
射手座29度 「芝を刈る太った少年」 精神性を活かして、社会に役立つことをする。共同体や地域に貢献する。余分なものを刈りとったり、そぎ落とす。役割をこなして、地域に根ざした活動をする。精神的、思想を実際の仕事や行動で示していく。理想を語るだけではなく、実生活に活かす道を探していきます。
射手座30度 「法王」 宗教的な活動をする。精神性や思想を他者に広めていく。自分たちの思想を強くアピールする。自分たちの高い精神性を宗教の教祖様のように語る。何かの思想の権威になる。自分の影響力、力を示す。自分の思想や考え方、信念体系を強く押し出し、強いパワーを発揮する。

