アティーシャのハートの瞑想

アティーシャのハートの瞑想という慈愛のハートの瞑想法を紹介します。

数日前からある前世の出来事を思い出し、昨日はその前世の激しい怒りに囚われ、とても辛かったのですけれど、ふと夜にこのアティーシャのハートの瞑想を思い出して1～2分やったら、その前世の怒りが瞬く間に消えていってしまいました。

凄い効果だったので、何か苦しい時、辛い時、周りの空気を変えたい時などに試しにやってみると良いと思います。

アティーシャのハートの瞑想
ハートの変容
私の体験談
まとめ

アティシャのエクササイズをただ試みてみましょう。
世界のすべての苦しみを自分のハートのなかに取り込んで、
祝福を注ぎ出します。それはすばやい効果をもたらします。
今日それをやってみましょう。

　さあ、彼は、慈悲心をもつことを始めなさい！と言う。
そして、その手法とは、息を吸うとき—

－注意して聴きなさい、それはもっとも偉大な手法のひとつだ－

　息を吸うとき、自分は世界のあらゆる人びとの惨めさを
すべて吸い込んでいると考えることだ。
あらゆるところに存在する

　　あらゆる暗闇、あらゆる否定的なもの、あらゆる地獄、

　　それをあなたは吸い込んでいる。そしてそれを、あなたのハートに吸収させる。

　息を吸い込むときは、世界の–過去、現在、そして未来の–すべての存在の、あらゆる惨めさと苦しみを吸い込む。

そして息を吐き出すときは、
あなたがもっている喜びのすべて、
あなたがもっている至福のすべて、
あなたがもっている祝福のすべてを吐き出す。

　息を吐き出す－－あなた自身を存在に注ぎ入れる。
　　　　　　　　　　　　　　　これが慈悲の手法だ。

すべての苦しみを飲み込んで、すべての祝福を注ぎ込む。

　それをやってみると、あなたは驚くだろう。
　世界のあらゆる苦しみを自分の内側に取り込んだ瞬間、それらはもう苦しみではない。

　ハートがすぐにそのエネルギーを変容させる。
　ハートは変容する力だ。

　　　惨めさを飲み込むと、それは至福に変容されている…。
　　　　　それからそれを注ぎ出す。

　ひとたび自分のハートが、
　このマジック、この奇蹟が可能であることを学んだら、
　あなたはそれを何度も何度もやりたくなるだろう。

　そうだ、それを試してごらん。
　それはもっとも実用的な手法のひとつだ

　　　単純で、しかも即効性がある！
　　　　　　　今日それをやってみるがいい。

　　Osho Neo-Tarot 38変容のカードより
　　THE BOOK OF WISDOM，Vol．1，PP．21－22

ハートの変容

西洋や一般的な手法ではアティーシャのハートの瞑想とは真逆のことをやります。
息を吐く時に惨めさや苦しみ、否定的なものを吐き出し、
息を吸う時に喜びや幸せ、光、肯定的なものや明るさを吸い込みます。
吐く息と共に嫌なもの暗いもの、ネガティブなものを自分の中から出して、光や愛や明るいポジティブなものを吸う息と共に自分の中に入れるというものです。

それも効果はありますよね。

アティーシャの技法は息を吸う時に、過去、現在、未来のこの世界の生きとし生けるものの惨めさすべてを、苦しみのすべてを吸い込み、息を吐く時に持てる限りの喜び、至福、祝福すべてを吐き出します。
これは慈悲、慈愛の技法です。

すべての苦しみを飲み干し、至福のすべてを注ぎこむ。

私も一番最初にこのアティーシャのハートの瞑想をインドでやった時、苦しみや惨めさを吸い込むなんて嫌だと思いました。なんだか苦しくなる！！

でも嫌でしたけれど、やってみたら、ネガティブなものを吸い込んで心地が悪く、違和感があるのは最初だけで、数分後には穏やかで平和な気分になっていました。

これがハートの変容、マジックです！！
ハートには自分で思っているよりも遥かに大きな変容の力があるのですね。

まずは自分自身から始めて下さい。
自分の苦しみや辛さ、ネガティブなものから始めて下さい。
自分自身の苦しみやネガティブなものが変容できないのに、他人の苦しみを変容させることは出来ないからです。