獅子座15度と16度のサビアンシンボル

獅子座15度と16度のサビアン 獅子座のサビアンシンボル

獅子座15度「山車」、獅子座16度「嵐の後の陽光」のサビアンシンボルについてです。

獅子座15度 山車

太陽のように輝き、ひときわ目立つ存在になろうとする。注目を集め、オーラを放つ人。最高に盛り上がって高揚感や躍動感を感じ、その中心となる。ワクワクし、皆が熱狂するお祭り騒ぎ的な場に身を置きたい。自分が最も打ち込んで、楽しめ、最高に輝けることをやる。芸術に関係しやすい。

15度:力のピークと押しつけ力

獅子座15度 山車 
火の元素のピーク点です。スター的な頂点を表し、最も目立つ場所に自分が到達することに夢を見るようになります。お祭りの頂点や芸能でのピーク。

ディグリー占星術 松村潔(著)

※獅子座15度と16度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。

山車(だし)とは、日本の祭りなどで曳き回される、花や人形、彫刻などで豪華に装飾された巨大な台車のことです。神輿は人が担ぐもの、山車は人が引くもので、山車には人が乗ることができるが、神輿に人は乗れないという特徴があるそうです。

獅子座の15度は、獅子座の力のピークですので、自分が最も注目を集めて目立つ存在になろうとします。もし何かの劇をやるなら、自分が舞台のスポットライトを浴び、褒め称えられる主役になりたい。自分が群を抜いて一番輝いている存在になろうとします。

その人物がオーラを放っているスターのような存在なら素敵ですけれど、目立ちたいがために人にもガンガン押しつけていく場合は、自画自賛やおごり、自慢にもつながりますので、獅子座の性質ってある意味でやっかいですね。でもまあ、それも獅子座の特徴なのでしょう。

最高に盛り上がって高揚感や躍動感を感じ、その中心となる。太陽のように自分が輝く存在になるというのは獅子座が目指していることなのでしょう。

自分が最も打ち込んで、楽しめ、最高に輝けることって何でしょうか?何かに打ち込み、没頭し、最高の自分を演出してみてください。

獅子座や獅子座15度「山車」の要素を取り入れる

自分のネイタルチャートの惑星に、獅子座や獅子座15度がなかったとしても、サビアンの360度の要素やエネルギーは皆が持っています。人によって得意な分野、不得意な分野があるだけです。

私自身は獅子座的な要素は苦手分野でした。実際、獅子座の人(全員という訳ではなく、特定の人がいました)がいつも目立とうとし、人が話しているのに、自分がその話に割り込んで遮り、自分の話に持っていって喋り続ける様子、自慢する姿、威張ったり横柄なところは好きではなく、いつもなぜその人はそんなことをするのかと嫌いでした。

でもその獅子座の人物が嫌いで目くじらを立てて心の中で敵対しているということは、自分の中で獅子座的な要素が開発されていないという事になります。

なぜいつもその人に敵対するのだろう?そう思って自分自身の中を内観してみました。私自身は両親が無口なタイプで、子供には無関心な部分があり、子供としては特に母からケアされたり、注目されてない感覚があり、それで無気力になってしまう傾向が子供の頃からありました。愛情を注がれている感覚がない、ケアされたり、注目を浴びてこなかった。

そのことが原因で、自分とは正反対のガツガツ人を押しのけて注目を浴びようとするするその人が嫌いだったわけです。子供の自分としては、本当は愛情を注いでもらったり、ケアしてもらったり、親から注目されたかった。でも無理なので、気力がなくなり意気消沈して寝込む癖がついたのです。

子供にとっては周囲から愛情を注がれ、褒められて満たされ、自分がまるで世界の中心でいるかのように太陽のように輝く体験というのは重要だと思います。

それによって満たされ、自分が太陽のように輝く存在になるという感覚を味わうことが出来ます。

タロットカードの太陽には、太陽とひまわり、子供が描かれています。獅子座の支配星は太陽。自己表現や創造性を司り、太陽のように周囲を明るく照らし、影響を与える存在。太陽のような要素を持っているということです。

ひまわりは、花が咲く前の若い時期には太陽の方向に首を動かす性質(向日性)があるそうです。自分が太陽のように輝き、周りの人たりはその太陽に(向って首を動かし、)注目するということです。

私は子供の頃、親からの愛情、ケアや注目が欲しかったんだなあ~。もう大人ですから、他人に求めてそれがもらえないと気力がなくなる必要はもうありません。自分で自分を認め、注目してケアしてあげればよいのです。それを理解しました。するとその獅子座の人への嫌悪感がなくなり、気にならなくなってきました。

自分は凄いんだぞと自慢したり、威張って横柄に振る舞うというのはやり過ぎなのでしょうけれど、獅子座の要素を取り入れて、(自分で自分に注目し)注目されて、満たされれば良いのです。

そして獅子座15度の山車は獅子座の最高峰の状態です。最も目立ち、注目され、輝く盛り上がりを意味します。あなたも自分が一番盛り上がって高揚すること、自分が最も輝いてやれる何かを探してやってみてはいかがでしょう。

獅子座16度 嵐の後の陽光 

第4グループ 16度~20度 日常の退屈さに巻き込まれる自分の弱さを克服する

愛蔵版 サビアン占星術 松村潔(著)

嵐の後の静けさ、落ち着き。冷静になることで物事が客観的に見えてきます。気持ちが静まり、穏やかになることによって、視野が広くなる。どうしたらよいのかわからないという戸惑いや脱力感と共に新しい兆しがやってくる。

16度:殻が打ち破られる

獅子座16 嵐の後の陽光  
それまでの個人的なテンションの緊張状態が終了し気が抜けたような状態になります。しかし、その結果としてリラックスし、許容度の高い生活を楽しむことができる獅子座が育ちます。

ディグリー占星術 松村潔(著)

獅子座15度のお祭りとその嵐のような賑やかさや熱気、興奮状態が終わり、再び普段の静かな日常が戻ってくるような状態が16度です。盛り上がっている時にはわからなかったかもしれませんれど、冷静になって物事が客観的に見えてきます。穏やかにはなりますけれど、獅子座としては情熱や盛り上がりに欠け、どこか居心地が悪いような状態かもしれません。

サビアンではどのサイン(星座)も16度で反対のサイン、獅子座ですと水瓶座の影響が入ってきます。
「私を見て!見て!」と自分中心で感情的・情熱的だった獅子座に、理性的・客観的で「みんなのために」と博愛的な水瓶座の要素が入り込んでくると、どう取り扱ったらよいのかわからなくなってしまうのでしょう。

獅子座の16度~20度の第4グループで、周囲の人のことは全く考えない獅子座の自分本位なものの見方、弱点を克服し、度数が進むごとに徐々に慣れて上手く調整できるようになっていきます。人のことも考えられる獅子座になっていくのです。自己中心的な人が急に相手を思いやる素晴らしい人物にはなれませんが、徐々に他人のことも理解できるようになっていきます。

陽光が差しこんでいるシンボルですから、新しい始まりや兆し、光が入り込んできていることを表しています。これまでの自分本位なものの見方だけでなく、もっと広い視野を獲得します。

まとめ

獅子座15度と16度のサビアンシンボルについて。
獅子15度 「山車 太陽のように輝き、ひときわ目立つ存在になろうとする。注目を集め、オーラを放つ人。最高に盛り上がって高揚感や躍動感を感じ、その中心となる。ワクワクし、皆が熱狂するお祭り騒ぎ的な場に身を置きたい。自分が最も打ち込んで、楽しめ、最高に輝けることをやる。芸術に関係しやすい。 

獅子16度 「嵐の後の陽光 嵐の後の静けさ、落ち着き。冷静になることで物事が客観的に見えてきます。気持ちが静まり、穏やかになることによって、視野が広くなる。どうしたらよいのかわからないという戸惑いや脱力感と共に新しい兆しがやってくる。

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