乙女座5度「妖精の夢を見る男」、乙女座6度「メリーゴーラウンド」についてです。
乙女座5度 妖精の夢を見る男
現在のものから発展したアイディアやイメージが出てくる。想像力が発揮され、色々遊んだり工夫する。キャッチコピーなどの言葉遊びも上手です。イメージを広げ、自分なりに発展させて、工夫する。可愛いもので癒される。
5度:冒険と刺激
乙女座5度 妖精の夢を見る男
ディグリー占星術 松村潔(著)
合意的現実というささやかな人間的な範囲の中で、ぎりぎり目いっぱい情動の躍動と夢を広げるという試みが行われます。しかし獅子座のように危ない挑戦はせず、イメージ遊びになります。
※乙女座5度と6度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。
乙女座の冒険と刺激の旅というのは、獅子座のようにガンガンどこまでも冒険して行くというのではなく、一般的な範囲内なので、夢の中で密かに妖精の夢を見るという風に、夢の中で自由に遊ぶという範囲に留まるようです。全く新しい独創的なアイディアというよりは、元のものに関連したものやイメージから、形を変えたものという風になりやすいようです。キャラクターグッズ、ご当地マスコット、何かのネーミング、キャッチコピー、ゆるキャラなど。
日本は世界的に見ても 可愛いものやキャラクターグッズがとても多い国だそうです。企業とキャラクター文化が結びついていて、サンリオ(ハローキティ)、任天堂(ポケモン)、サンエックス(リラックマ)など、企業が積極的にキャラクターを展開しています。アニメ・マンガ大国で、多様なキャラクターを生み出す土壌があり、「キャラクターグッズ市場」は数千億円規模にのぼり、生活雑貨から高級コラボ商品まで展開しています。忙しい日常の中で「癒し」や「安心感」を与えてくれる存在としてキャラクターが支持され、日本では大人になってもキャラクターを楽しむことが一般的で、社会的に受け入れられています。
日本は「かわいいものを生活に取り入れること」が自然で、文化・経済・心理が一体となってキャラクターグッズがとても多い国なのだそうです。そう!!可愛いものが文化的に沢山ある国なのです。
日本人はある意味、他の国より几帳面で働き者。海外から帰国した人は、宅急便が届く時間、電車の時間がとても正確なのに驚くとか。海外でキャラクターグッズは主に子ども中心で大人には浸透していないのだそうです。日本では見えないとても細かい社会としての規律や規範があり、それに従って忙しい日常を送っているので、「癒し」を求めたり、大人になっても「安心感」を与えてくれる存在としてキャラクターが支持されるのでしょうか。
そういう意味では、この乙女座5度の冒険というのは、日本人向けなのかもしれませんね。
乙女座6度 メリーゴーラウンド
第2グループ サビアン6~10度 個人の節度の範囲で情感の表現力の幅を限界までひろげる
日常生活の中で気持ちや感情のアップダウンを楽しみ、気分を盛り上げたりする様子。決まった範囲の中で安全に遊ぶ。関係性では、誰か中心人物がいてその人に従いながら、アップダウンを繰り返すということになりやすい。
6度:環境との結びつき
乙女座6度 メリーゴーラウンド
ディグリー占星術 松村潔(著)
軸になる立場の人に依存して、その周縁的な細部に至るものに楽しみを見出し盛り上がります。細かいことは楽しい。それに耽る(ふける)には、全体を統括する立場にはなりたくないということです。
本物の馬に乗るのは、馬がどう動くのか、大人しくしているとは限らないので、ある意味とても大変で危険も伴いますが、メリーゴーランドの馬は規則的に上がったり下がったりしながら回転するので、遊園地では子供が乗る安全な乗り物だったりします。決まった範囲内で安全に遊ぶ。

子供の頃、メリーゴーランドに乗ってどんな気持ちだったか思い出してみてください。上がったり、下がったり、フワッ~と浮いたり、下がったり、グルグル回ったり。子供の頃は楽しかったのではないでしょうか。
日々の生活の中でもメリハリがあって、色々あっても、気分が高揚したり、下がったりと楽しいのではないでしょうか。
メリーゴーランドは回っている馬と、その中心というのがあります。関係性では、どなたか中心人物がいて、その人に従いながら、その周辺で気分の浮き沈み、アップダウンを繰り返すという体験になりやすい。獅子座の人のように、他人がどう思おうとあまり気にせずに自分の思う通りに行動するというのではなく、乙女座は周りのことは気にしますのでそれに合わせて、従うという形をとることが多いのですね。誰か上司がいて、その仕事の指示に従いながら、日常の仕事をこなし、日々の気分や調子のアップ&ダウンを体験している・・・そのようなイメージでしょうか。日々の仕事に精を出しバリバリ働き、時には疲れたり、葛藤したり、褒められると喜んだりと忙しいかもしれません。
まとめ
乙女座5度と6度のサビアンシンボルについて。
乙女座5度 「妖精の夢を見る男」 現在のものから発展したアイディアやイメージが出てくる。想像力が発揮され、色々遊んだり工夫する。キャッチコピーなどの言葉遊びも上手です。イメージを広げ、自分なりに発展させて、工夫する。可愛いもので癒される。
乙女座6度 「メリーゴーラウンド」 日常生活の中で気持ちや感情のアップダウンを楽しみ、気分を盛り上げたりする様子。決まった範囲の中で安全に遊ぶ。関係性では、誰か中心人物がいてその人に従いながら、アップダウンを繰り返すということになりやすい。