天秤座17度「引退した船長」、天秤座18度「逮捕された二人の男」のサビアンシンボル、活動サインの19度についてです。
天秤座17度 引退した船長
過去を振り返り、色々考察する。じっくりと時間をかけて対人関係での出来事を振り返り、そこから何を学んだかを考える。じっくりと物事を考え、その体験や出来事の意味を見出す。過去を回想して人生の意味を見出す。何かを引退したり、手放すことで物事が見えてくる。
17度:瓦礫の山で新たな希望を見出す
天秤座17度 引退した船長
ディグリー占星術 松村潔(著)
失敗した体験を分析することで新しい意義を見つけ出すことを表します。一見、否定的に見えたことも、よく考えてみると実はそうではないということを発見します。
※天秤座17度と18度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。
ゆったりとした生活を送る。何かを引退したり、手放す。手放したり、そこから離れることで、それまでわからなかったことが見えてくるものがあります。その渦中にある時にはわからないことも、離れることによって冷静に分析出来たり、理解することもあります。
例えば、若い頃の対人関係での出来事を思い出し、その時には相手の気持ちや立場について理解できなかったことが、今になってみると、どうしてその人がそんな風に思ったのか、行動したかがわかるようになったという風な形です。その当時は自分が若かったので、相手の気持ちや状態がわからなくて決裂したとか、自分が親になって、子育ての苦労がわかり、昔の両親がどれだけ苦労して子を思って育てていたかなどが理解できるというような振り返りをします。

対人関係などについてじっくりと振り返ることにより、これまでになかった新しい見解、解釈が出来るようになっていく様子を表しています。
天秤座18度 逮捕された二人の男
新しい可能性を探る。まだ一般的には認知されていないものの中に可能性を見出す。新しいことにチャレンジして、やり過ぎる。一般的には浸透していない新しい変わったことをやっている人を応援する、援助する。関係性に入り込み過ぎて危ない橋を渡る。新しすぎて世間にはまだ認められない。
18度:星に照応する古い記憶の探索
天秤座18度 逮捕された2人の男
ディグリー占星術 松村潔(著)
これから成長する可能性を持っているがまだ発展していないもの、今後どうしたら広がるかの模索を続けます。
関係に入り込み過ぎて、どっぷりつかり、危ないこともやってしまうような、怪しさもあります。
ここでの逮捕された2人の男は、牡羊座の突っ走る人と、天秤座の人ということのようです。牡羊座の人は周囲のことを考えずに新しいことにチャレンジするような行動力・活力があり、それに合わせている天秤座の人が、結果的に一緒に危ない橋を渡ってしまうというような意味になります。
世間で誰もまだやっていないような新しいことをやり始めたりすると、周りからは変な人だと思われがちです。
社会の規律やルールを無視して、限度がわからず行き過ぎてしまい、捕まるというようなことでしょうか。
まだ誰もやってないことをチャレンジしている人を応援しているので、仲間だと思われてしまうのですね。
何か目新しいことをやる時にはデメリットもあるものです。逮捕された二人の男は、世間にはまだ認められず、うまくいかない時もあるという象徴かもしれません。
活動サインの19度のサビアンについて
占星術で「活動宮」は、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の4つの星座です。これらは各季節の始まりを担うため、「新しいことを始める」「勢いが良い」「能動的」を意味します。
同じ活動サイン(活動宮)でも、牡羊座は新しいスタート、天秤座はそのスタートしたことの成果という意味合いになります。そして蟹座と山羊座は集団を表します。
天秤座18度「逮捕された二人の男」は牡羊座と天秤座の男の2人を表しているらしく、天秤座は本来周囲に合わせて対応できる人のはずなのですが、新しいことをやる牡羊座の人を応援していて、そこに巻き込まれて、社会的には外れてしまうということになります。
牡羊座18度「空のハンモック」仕事や活動 ⇔ 休息を行き来しながら、自分の仕事や活動のリズムをつかんでいく。やり過ぎたりもしながら、自分のペースを見つけていく度数です。仕事をやり過ぎて、体調が悪くなり、長期休暇をとってお休みするなど。
19度の牡羊座と天秤座の2人のコンビだと、一般的なところからは外れてしまいがちになるようですけれど、ここに蟹座と山羊座の集団に合わせるような要素を取り入れられれば、もっとうまくやれるのではないかと思います。

ちなみに、蟹座と山羊座の18度のサビアンシンボルはこちらになります。
蟹座18度
「ヒヨコのために土をほじくる雌鳥」
ヒヨコのために土壌や環境を整え、社会的な活動の場所を提供する。
山羊座18度
「イギリスの国旗」
何でもやっていいというのではなく、自分のやりたい気持ちや感情をバランス良く自己統制して周りにも合わせる。
この4つの活動サインは相反する180度、90度の関係のアスペクトなので、取り入れるのは難しいとされていますが、もし取り入れられれば、最強ということにもなるでしょう。ちょっと意識してみてはいかがでしょうか?
まとめ
天秤座17度と18度のサビアンシンボル、活動サインの19度について。
天秤座17度 「引退した船長」 過去を振り返り、色々考察する。じっくりと時間をかけて対人関係での出来事を振り返り、そこから何を学んだかを考える。じっくりと物事を考え、その体験や出来事の意味を見出す。過去を回想して人生の意味を見出す。何かを引退したり、手放すことで物事が見えてくる。
天秤座18度 「逮捕された二人の男」 新しい可能性を探る。まだ一般的には認知されていないものの中に可能性を見出す。新しいことにチャレンジして、やり過ぎる。一般的には浸透していない新しい変わったことをやっている人を応援する、援助する。関係性に入り込み過ぎて危ない橋を渡る。新しすぎて世間にはまだ認められない。