人生で繰り返し繰り返し起こる問題、悩み・パターンはその人の無意識下の想念が関連しているということを昨日の記事でお伝えしました。その根底にある想念や信念体系が変わらない限り、時や場所、置かれた環境を変えても、いつまでもその問題が起こり続けます。
問題を引き寄せている信念・思い込み
昨日、例題で出した人間関係の問題です。
- 彼氏と上手くいかず、彼がいつも浮気して、いつも不安や葛藤を抱えているパターン
- いつも職場の人間関係で悩んでいる
- 何故かいつも三角関係になってしまう
- いつも金銭の問題を抱えていて、旦那さんのためにやりくりをしている人
- 父親との問題を抱えていて、その人の父親像と近い人物がいつも現れ、職場の上司などとトラブルが起こる
主に人間関係のことを例題にしましたが、仕事、金銭面など他の事柄でも同様で、同じパターンを繰り返したりします。
上記のようなケースの場合、人それぞれではありますけれど、その人の根底(無意識)には例として、このような想念・信念、パターンなどがあります。
- 彼氏と上手くいかず、彼がいつも浮気して、いつも不安や葛藤を抱えているパターン⇒
背景:十分に愛されていないという子供時代、もしくは大人になってからの失恋の経験がある。
自分は愛されていない。
自分には魅力がない。男性(異性)は他の人のところへ行ってしまうのでは? - いつも職場の人間関係で悩んでいる⇒
背景:子供の頃から周りの人と上手くいっていなかった経験。自分を上手く表現できない。
私は人から受け入れてもらえない。
人から理解してもらえない。 - 何故かいつも三角関係になってしまう⇒
背景:一人っ子で両親との間で立ち位置に困っていた。親のどちらかが浮気していた。
イメージ:三角関係のイメージ。お母さんと私はある意味でライバルのイメージ。
お父さんの注目や愛情をもらうにはお母さん(女性)と戦わなくてはならない。
お父さんは私達家族より他の女性のほうが大事だ。 - いつも金銭の問題を抱えていて、旦那さんのためにやりくりをしている人⇒
背景:お金に苦労した幼少期がある
イメージ:お金に苦労するイメージがある
自分が面倒をみなくてならない。
お金は頑張らないと入ってこない。
お金は簡単には入ってこない。 - 父親との問題を抱えていて、その人の父親像と近い人物がいつも現れ、職場の上司などとトラブルが起こる⇒
(父親との過去の出来事・背景によって、根底にある想念や信念は様々です。)
何かのトラウマがある場合、そのトラウマと関係する似た人やその環境に近い出来事を引き寄せます。
そのトラウマや問題をクリアするまで、何回でも何十回でもその課題(問題)が人生にやってくるのです。
ステップ1 問題のパターンに気づいて特定する
どうしていったらよいのでしょうか?
まず第一にその繰り返し起こる問題のパターンに気づいて、特定することが重要です。
よくこういう出来事が起こる。
いつもこういう人間関係の問題が起こるなあ。
そして例えば、
・いつも仲の良いと思っていた人々に裏切られる。
とか
・誰かの面倒をみて、疲れ果てて、嫌になるパターンが私にはある。
・いつも金銭面の貸し借りでトラブルが起こり、大問題になる。
・よく他人から嫉妬され、やりたいことやプロジェクトを妨害されたり潰される。
このようにまず繰り返し起こる問題やトラブルのパターンに気づいて欲しいのです。
ステップ2 問題が起こっている時の感情に注目
ここからは繰り返し起こる問題を客観的に見つめる内観の目が必要になってくるため、自分独りでその無意識下にある根底の想念・観念・信念・イメージにまで辿り着いて手放すのは瞑想が出来てない人には難しいかもしれません。
その次の手順としては、繰り返し起こる問題が起こっている時の感情に注目します。
いつも無意識下で働いてる想念や信念を見つけるのは実のところ、とても大変です。
なぜなら、空気のようにいつも根底にあり、あなたが無意識で考えていることなので、気づくのが難しいからです。
意識的に考えていることではないケースが多い。
その想念に気づくのは難しくても、その想念とセットになっているネガティブな感情に気づくのは簡単です。
嫌な気分になったり、辛かったり、苦しいとか、悲しい、怒り、イライラ、空虚感、嫉妬、妬み、・・・とにかくネガティブな感情になっていて、気分が悪い、心地よくない時の感情にフォーカスします。
どのような気分や感情なのか?どのような状態なのか観察します。
そしてその問題が起こっている最中に考えていることを書き出して下さい。
ステップ3 問題を引き寄せている信念・思い込みに気づく
そのネガティブな感情になっている時に何を考えてるかを探って下さい。
色々考えているかもしれませんが、あなたが一番引っかかる事柄、一番ネガティブになる時に、繰り返し考えていることは何でしょう?
それが問題を引き寄せている信念・思い込みになります。
そしてその想念を形成することになった、あなたの背景、過去の出来事を思い出してみて下さい。
いつ頃からそのように考えるようになったのでしょう?
今の問題だけでなく、過去にもそのような問題が起こったのなら、それが始まった起点というのがあります。
過去に遡っていってください。過去にどういう出来事があって、そのように考えるようになったのでしょう?
あなたがその考えを信じるようになった出来事は何だったのでしょうか?
ステップ4 理解してその想念を手放す
ステップ3の過去の出来事を思い出したら、その時の状況、自分以外の人の心境や置かれた立場、背景なども考えてみましょう。
例えば、
背景:父は私のためにその人形を買ってきてくれたのに、私は欲しいものと違っていたので、怒った。貧乏だったので高価なものは買えなかったのと、ただ私の好みがわからなかっただけなのだ。
感情:(欲しい物が手に入らない時の)怒り
想念:私が欲しいものは手に入らない。
信念 たまたま同じようなことが起こることによって強化され、信じるようになった考え:
私が本当に欲しいものは決して手に入らない。
その時の状況や周りの人たちについて、ある程度の理解が生まれれば、その想念を手放して、より良いポジティブな想念に置き換えることができるようになります。
その出来事について自分自身、そして周りの人々、状況などについての深い理解が生まれれば、もう必要ないネガティブな想念を手放せるようになります。本人の自由意志なので、周りの状況などがわかっても、ずっと誰かを恨んでいたいというのなら、そうすることも出来ます。その場合は、自分が恨むのが好きだから、手放すことも出来るのに自分がそれを選択して恨み続けるということを自覚して下さい。
1つの過去の出来事や背景に気づいて、想念を変換しただけでは、少ししか現状が変わらない場合は、無意識下の更に深い部分で似たような想念や信念がまだ残っています。
根が深い子供の頃からの問題に関しては、奥が深く、芋づる式になっているケースが多い。
ステップ2~ステップ4の作業を繰り返し行い、更に深い想念や信念に気づいていってください。
手放した後は、新しくポジティブでより良い、希望に満ちた想念に置き換え、人生を楽しんでいって下さい。
ステップ4の発端の子供の頃や過去の出来事を思い出せない、わからない、日数がかかるようでしたら、とりあえず問題を引き寄せている信念・思い込みとは反対のアファメーションをしてみるのも手です。
私は愛されていない ⇒ 私は愛されている
私はいつも病気がちです ⇒ 私は健康だ
新しい人生が始まる
人生で繰り返し繰り返し起こる問題、悩み・パターンはその人の無意識下の想念が関連し、その想念に気づくことによって、癒やされます。
大きな問題や課題であったことである程、エネルギーは大きく、これまでにずっと無意識に消費されていたエネルギーが解法され、新しい人生が始まります。
自分独りでこの繰り返し起こる問題や悩みを引き寄せている想念や信念を見つけ、癒やすというのは瞑想や内観に慣れていない人にとってはとても難しい作業になってしまうかもしれません。
手っ取り早く癒やしたい・問題を改善したい人は、内側の男女ワークセミナーでやっていますので、興味のある方はそちらを参照下さい。今回紹介したステップの順ですと思い出すのにそれなりに時間がかかりますので、私がリーディングしながら、ショートカットで必要なところのみ一直線で問題に関連している想念やイメージに気づいてもらい、変換していく方式のセミナーです。
自分にとって大きな問題、大変な問題ほど、効果が大きいので、真剣に変わりたいと思っている人に受けてもらいたいと思っています。時々開催予定ですので、興味がございましたら、お問い合わせ下さい。
自分と向き合う作業というのは時には困難で大変です。
でも真の自分を知り、自分らしく自己表現し、周りや社会に貢献していくのはこの上ない喜びとなるでしょう。
自分を愛し、本当に活き活きと自己表現していくなら、お金は後から付いてくるはずです。
自分自身の喜びや愛の源泉を知っていって欲しいと思っています。
そのためには、実のところ、内観や瞑想は重要です。
本当の自分でないものを削ぎ落とし、本来の自分になっていくのです。
悩みや問題、トラブル。ネガティブな感情や出来事、、、。
要らないものは脱ぎ捨て、楽しい人生を送ってみませんか?