嫉妬や妬みの苦しみから抜けるには

それぞれ、どの花も美しい 悩み別対処法

嫉妬や妬みの苦しみから抜けるにはどうしたらよいのでしょうか?

  1. 他人と自分を比較しないこと。競争しない。
  2. 自分の価値観の見直しをする
  3. 自分自身を認め、愛する

この3つのステップで、嫉妬や妬みの苦しみから抜けることが出来ます。

嫉妬や妬みの原理

嫉妬や妬み。まずそれはどうして起こるのでしょうか?
それは他人との比較、競争心から起こります。
誰かや何かと比較し、羨ましがったり、見下したりする心です。
世の中の常識やその人の価値観によって、自分と誰か、何かと比較することによって起こります。

例えば

  • あの人はお金持ちだ。私はあの人と比べると貧乏だ。
  • あの人の旦那さんは医者だ。私の旦那もそうだったらよいのに。羨ましい。
  • あの人はブランドの服を着ている。
  • その女性はとても美しく、男性からモテる。羨ましい。腹が立つ。
  • あの子は若く、とても可愛い。私は年もとっているし、オバサンになってきた。⇒妬み
  • あいつは自分より10才も若いのに出世している。自分は万年平社員だ。

誰かがブランドの服を着ていたり、ブランドのカバンを持っている。

持っているという事実を認識するだけなら、何も問題は起こりません。
あの人は傘を手に持っている。あの人は茶色の帽子をかぶっている。ただそれだけです。

この認識だけで終わっていればよいのですが、そこに自分と誰かを比較して、いいなとか、羨ましいという感情が入ってくると、ややこしくなってきます。
ちょっとした軽い「いいな。」「良いわねぇ。」位のポジティブな気持ちなら問題ないのですが、自分と比較してものすごくその人が良いなあとなると、⇒ 羨ましい ⇒ 更に発展して、妬むようになります。

嫉妬や妬みの苦しみから抜けるには?

嫉妬や妬みの苦しみから抜けるにはどうしたらよいのでしょうか?

  1. 他人と自分を比較しないこと。競争しない。
  2. 自分の価値観の見直しをする
  3. 自分自身を認め、愛する

この3つのステップで、嫉妬や妬みの苦しみから抜けることが出来ます。
説明しますね。

比較しない 

嫉妬や妬みは他人と自分を比較して競争する心から生まれますので、自分の比較する癖に気づき、私は私、あなたはあなたで、それぞれに良い点、美しさがあると理解することです。

比較するのではなく、皆それぞれの良い点、美しさに気づけば、穏やかでいれるようになります。

バラ、かすみ草、スミレ、ユリ。ヒマワリ。
 どれも美しいですよね。
でも比較してしまうと、、、かすみ草はバラのようには咲けませんし、バラだってかすみ草のように可憐には咲けません。それぞれで美しいのに、比較してしまうとあちらの方が美しいだの、どちらかが劣ってるだの、私は小さい花だとか、大きく美しいだのと競争することになってしまいます。

比較せずにありのままの自分や他人を認めて、それぞれの良い点、美しさに気づいて下さい。

自分より劣っていると思う人を見つけて満足する方法は良くありません。
劣っている人を見ると自分が優れているような気がして、一時的に満足しますが、比較する限り、必ず自分より上だと思う人が存在しますので、ずっと劣等感で悩み続けることになります。優劣、自分が劣っていると思うのと優れていると思うのはセットになって働きます。
○ 比較自体を止めるように意識していくと良いです。

自分の価値観の見直し

比較するのを止めて、それぞれの美しさに気づくというのをやろうとしても出来ず、嫉妬や妬みで苦しいままの場合、自分の価値観のせいで出来ないのかもしれません。

「お医者さんは素晴らしい。儲かるので良い職業だ。こんな人と結婚したい。」
 例えばこのような価値観、想念を持っている人の場合、お医者さんが良くて、他の何かの職業だと貧乏で劣っていると思っており、それぞれに良い点や美しさがあると思おうとしても難しい。お医者さんの彼や旦那がいる人が羨ましく、妬ましい気持ちをおさえることが出来ません。

でもよくよく考えてみて下さい。お医者さんと結婚したら幸せになるとも限りません。
一般的に高収入の人と結婚したら、幸せになるデータでもあるのでしょうか?
高収入の人と結婚して不幸になるケースだって沢山ありますよね。

その自分の価値観のせいで、自分が嫉妬や妬みで苦しむのなら、その価値観・想念の見直しをしてみてはいかがでしょう?その想念の根拠は何ですか?他の考え方は出来ないでしょうか?

お医者さんも良いけど、ミュージシャンも素敵とか。
地道に働いてるサラリーマンでも素敵な人はいるとか。
ちょっと幅を広げてみるところから始めてみてはいかがでしょう?

「美しい人、可愛い人がいて、羨ましい。腹が立つ。妬ましい。」

どうしてそのように思うようになったのでしょうか?
もしかしたら、子供の頃、クラスメートの可愛い子がチヤホヤされて、自分がそうではなかった経験があるのかもしれません。美しい人、可愛い人が得して、そうでない人は損していると信じているとか?それで卑屈になる癖がついたのかもしれません。

自分が職業に対して、何かに対して、勝手にそう思ったり、決めているということに気づいて下さい。もしかしたら世間的にそうだと言われているのかもしれませんが、それを信じるのも、信じないのも、あなたがその価値観を持つのもあなた自身の選択です。

過去の出来事のせいでそう思うようになったのかもしれませんが、その考えのせいで自分が苦しむのでしたら、その想念や信念、価値観、トラウマを手放してみてはいかがでしょう?
自分のことを良いとか、好きと言ってくれる人、褒めてもらったことは今までに一度もなかったのでしょうか?イイネボタンを押してもらったことが一度もない?
人生の内、一度も?そんなことはありませんよね?
美人は得する部分もあるかもしれないが、普通の私だって幸せになれる。良い点はある!!

自分自身を認めてみることから始めてみてはいかがでしょう?

自分の良いところ、美しいところは全く思い浮かばない。
褒めてもらったことなんて、人生の中で一度もない!!
もしそんな類稀な人がいるとしたら・・・私の個人セッションでも受けに来て下さい。
沢山見つけてあげますよ。

自分自身を認め、愛する

その次のステップは、自分自身を受けとめ、愛することです。
そうすれば、周りにどんな人がいても、美しい人や可愛い人がいても、裕福な人がいても、自分が夢見ていることを既に叶えている人がいたとしても、大丈夫になってきます。

最初は難しくても、あるがままの自分を慈しみ、良い点、悪い点、嫌な性格を含め、優しく受けとめてあげてください。こんな私は駄目だと思ってる自分がいたとしても、それも包容してあげるのです。

受容が鍵です!!

良いところ、悪いところ、嫌なところ、全部です。
全部まるごと受けとめてみてください。
そうすれば、徐々に穏やかになっていきます。

最初はとても難しいでしょう。
嫌いなところが沢山あって、頑張らないと自分自身を受けとめられないかもしれません。
ただありのままの自分を見るのです。
八正道の正見が必要かもしれません。
そしてその見えたもの、そのまま受けとめるのです。判断せずに・・・。

そして愛してあげて下さい。

自分自身をありのまま受けとめれるようになってきたら、嫉妬や妬みの気持ちも薄れていきます。
自分自身を愛してあげれるようになったら、嫉妬や妬みの感情はなくなっていきます。

そして安らかな気持ちになっていきます。
愛と受容が鍵でしょうか。

嫉妬されたり、妬まれやすい人は

嫉妬する側も辛いですけれど、嫉妬されたり、妬まれやすい人というのも大変ですよね。

嫉妬されたり、妬まれやすい人。
誰かの価値観・基準の中で、高い価値、良いと思われる要素があるからなのでしょう。

でもそれはその人の価値観や想念の中でそういう位置づけなだけなのです。
そしてその人が勝手に嫉妬したり、妬んだりしているのです。

自分自身を省みて、自分がその人に焚き付けたり、煽ったりしている部分があるのでしたら、それは控え目にするとよいでしょう。

でも自分を必要以上に抑える必要はありません。その人の問題でもあるわけですから・・・。
自分が普通にしてたら、成績が良く、目立ってしまうからという理由で、馬鹿なフリをする必要はありません。
普通にしてたら背が高く、カッコいいので、背中を丸めて背が低く見えるように努力する必要は全くありません。

その人独自の基準で、自分は高い位置にあり、それで嫉妬されたり、妬まれたりするのです。

  • 成績がとても良い
  • カッコいい
  • スポーツが得意
  • 金持ち・収入
  • 美人、可愛い、容姿
  • 家柄
  • 職業
  • 人脈
  • 持ち物
  • 住んでいるところ
  • モテ度
  • 話し上手
  • 友人
  • 彼氏・彼女・旦那さん・奥さん
  • 目立つ
  • 地位・立場・出世
  • 何でもありです

その価値観や想念のせいで、自分が嫉妬されたり、妬まれたり、苛められたりするのは迷惑でもありますけれど、人それぞれ自由意志というものがあり、何を考えるのも、信じるのも自由です。
その人の価値基準ではそうなんだなと、嫉妬する人のことも理解してあげてください。
そして必要以上に気にしないことです。

いかがでしたでしょうか?
嫉妬や妬みで苦しんでいる人、嫉妬されたり妬まれたりする人は参考にしてみてください。

参考図書:八正道

ヒマラヤの聖者、ヨグマタによると、八正道の正見が出来ていないから、正しくみていないから、妬んだり悔やんだりするとのことです。

ヨグマタの八正道の本、正見の文章を少し参考にしました。
苦しみから抜け、幸せになる道、八正道の説明が詳しく書かれています。
詳しく知りたい方は、本を読んでみて下さい。

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