占星術のことを知らない人にとっては全然意味がわからないでしょうけれど、私の勉強メモ、記録です。
インコンジャンクト(150度)のアスペクトは2つの惑星の働きがぎくしゃくしながら複雑に葛藤し合い、不調和のアスペクトに分類されます。全く一致することのない要素(男性的星座・女性的星座の2区分)、(異なるクオリティ・3区分)、(異なるエレメント・四元素)なので、理解しにくかったりします。
ヨッドのアスペクトは、「神の指」、「神の手」とも呼ばれ、何か宿命的なことを指すアスペクトとされています。
インコンジャンクト(150度)が2つとセクスタイル(60度)で形成する二等辺三角形の複合アスペクトです。Y字型になり、Yの先端にあたるセクスタイルの調和的な意味が失われ、心理的にモヤモヤしたり、不安な状態に陥りやすい。真ん中の惑星の意味を本人が意識しにくく、無意識にその力が暴走したり強く発揮されたり、使いこなしにくい傾向がある。上手くそのエネルギーを使いこなせるようになると、その人特有の才能を発揮するようになる。天才を生み出す素晴らしいアスペクトでもあります。二等辺三角形の頂点の惑星が行くべく道を神様が指し示していることからヨッドは神の指と言われています。
ヨッドという名前の由来はヘブライ語の10番目の文字、ヨッドからきています。この文字には「神の手」という意味があります。※ヨッドのイメージ写真はカバラ 生命の木カードより
野茂英雄さん、米津玄師さん、浅田真央さん、イチローさん、堺雅人さん、松村潔先生などがヨッドのアスペクトを持っているそうです。※ネット情報
ヨッドのアスペクトを理解するのに松村潔先生の本に書いてある説明がわかりやすく、参考になりましたので載せたいと思います。
セクスタイル(60度)を構成するAとBの天体に対して、CがAにもBにもインコンジャンクト(150度)になる配置です。
このアスペクトは二つの方向から考えることができます。まず、AとBのセクスタイルが表す幸運がCの介入によって縛られた状況に陥るという解釈があります。ただしセクスタイルはヨッドができやすいので、その幸運という解釈も留保しなくてはなりません。反対に、CはAとBによって共同拘束され、AとBの複合目的のためにCが働かなくてはならない、という見方もあります。
(中略)
その結果として、AとBの複合された目的のためにしかCは働けません。(中略)しかし、活動が制限されている以上は、専門分野に対しては、追従を許さない発展を遂げることになり、探求する世界は狭いけれど能力のある人ができあがるでしょう。ヨッドは、専門分野以外では無能ですが、限られた分野では非常に発達するのです。意味を推理するためには、まずセクスタイルを作り出すAとBの2天体の意味を考えます。次に、その目的のためにC天体が拘束され、調教や訓練を受けると考えるとよいのです。金星と月がセクスタイルでC天体が水星だと、社交のためのソフトな会話を訓練されることになり、それ以外の可能性を封じられます。人に気を使う柔らかい会話能力や作法をしつけられるのです。
完全マスター 西洋占星術
ヨッドを持っている方は違った質のエネルギーで葛藤し、縛られるため、使いこなしたりするのが難しく、その才能が開花するまでは苦労するかもしれません。違ったその質をしっかり受けとめ、指し示す方向に向かって努力すれば、他の人が真似できないような、自分独自の分野・領域を切り開く可能性があります。辛くても負けず、頑張ってください!!