昨日の太陽のサビアンシンボルは蟹座1度「船に掲示される巻かれ広げられる旗」、
今日は蟹座2度「広く平らな場所の上に吊るされた男」です。
蟹座の6グループ
それぞれのサインの30度を5度ずつ、6つのグループに分けています。
蟹座
第1グループ サビアン1~5度 巨大な基盤の中に自分を組み込む
第2グループ サビアン6~10度 本能を引き出して、純粋な感情を形成する
第3グループ サビアン11~15度 自分の純粋な思いを対外的に表明する努力
第4グループ サビアン16~20度 資質に適合した仕事や社会的立場を実現する
第5グループ サビアン21~25度 積極的に集団の理想を追求する
第6グループ サビアン26~30度 共同体のよい面と悪い面を両方理解し、維持の難しさを自覚する
西洋占星術Ⅱ 松村潔(著)
蟹座 第1グループ サビアン1~5度 巨大な基盤の中に自分を組み込む
蟹座1度 船に掲示される巻かれ広げられる旗
同じ志を持つ人々や集団的な価値、組織や伝統、何かのグループなどに自分を捧げるような人生を歩みます。組織やグループのリーダー的存在になりやすいでしょう。
吉田先生のサビはんカード 蟹座1度には蟹座の旗を掲げた船、巻物(旗でしょうか?)を持った人物が描かれています。
蟹座は多くの人々と共感し、その豊かな感受性や母性を集団の中で活かそうとします。
皆で心を1つにして、同じ船(集団や組織)に乗りこみ、進んでいこうとします。
船に掲示され、広げられる旗・・・何か共通の認識や価値観を持った人々が集まり、同じ船に乗って旅に出るのです。その集団の共通の認識や価値観、スローガンを掲げ、皆を引っ張っていきます。
集団などで上手くやっていくには、それぞれの個性を発揮しすぎるとまとまりがなくなってバラバラになったりしますよね?これまでの双子座の個性は控えめにして、自分を抑え、周りに共感し、共通のやり方や意識でやっていこうというのが蟹座の方式です。
自分だけでなく、周りの人にその価値観や規則を強要するような側面もあるでしょう。
1度:スタート。サインの性質を最もわかりやすく表す。
蟹座1度 船に掲示される巻かれ広げられる旗
ディグリー占星術 松村潔(著)
集団化への始まり。集団的に共有されているファミリーや歴史、伝統、グループ、組織、長く続く特定の分野などに入っていきます。どこに所属するか、その旗については検索する場合もあります。古いものを再開するという力もあります。多くの人を引き込みます。
小さいところでは家族。組織や集団、共同体で自分たちが掲げる価値観や主張を明確にして、一体化を図ります。
※蟹座1度と2度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。
蟹座2度 広く平らな場所の上に吊るされた男
大きな集団的価値観や思想、歴史などに触れ従うことにより、そこに広い視野と広大な知恵があることに気づきます。どのように扱ったらよいのかわからない程、広大なものが存在していることに戸惑いを覚えます。
吊るされた男・・・これまでの個人的な視点では見えなかった、逆さまに吊るされて見え方が逆になるような視点や発想の転換が起こります。
バンジージャンプで飛んだ男性を思い浮かべてください。これまでいたところから未知の新しいところにジャンプし、重力で下に落ちた後、あちこち色んな方向にビヨンビヨンと飛ばされますよね。もう何が何だかわからない状態です。
飛んだ後、自分は身を預けてあっちこっちに飛ばされるのに任せるしかありません。
大きな集団的価値観や思想の中に飛び込み、その広大さに気づいて、なすすべもなく、漂う。どうしてよいのか、どこへ行くのかわからなくなる。そんなイメージでしょうか。
2度:手ごたえ。
蟹座2度 広く平らな場所の上に吊るされた男
ディグリー占星術 松村潔(著)
集団的・集合的な場に参加した人が、長い歴史の中で想像もつかないくらい豊富な資産があることに気がつき、どこから手をつけてよいのかとまどいます。活花を勉強しようと思った人が、軽く見ていたら、まさに膨大なものがあることを知り、驚くのです。
別世界の広大なものの中に入り、あまりにも大きなものであることを知った時、どのように取り組んだらよいのか、何から始めてよいのかわからなくなってしまいます。
蟹座2度の考察とカバラ
私は3~4年前からカバラというのを習っています。伝統的なユダヤのカバラの流れの系統でして、私は生命の木に興味があったので、生命の木について教えてくれるところということでそこで学ぶようになりました。私はこれまでに色んな瞑想をやったり、スピリチュアル系のことなどを習ってきているので、このカバラの1つ1つのエクササイズやワークは一見大したことがないように思える部分もありました。
でもその大したことがないようにも思えるそれぞれの手法が実に上手くできていて、初めての人が瞑想をするのに重要なこと、必要なこと、コツや手法が盛り込まれているのです。本当の自分を見つける手法がバランスよく順番に配置されているのですね。
この1つ1つの方法が深遠で広大な意識に向かうためのツールで、想像していたより、はるかに奥深いものであるのがわかった時、とても驚きました!!
自分自身の潜在意識の感情やパターンに気づいて、変換させる方法。こういうのだけに興味があったのですけれど、他のエクササイズも深い意味があって、それら全体で覚醒に向かうために必要なことや方法が見事に盛り込まれていて、自分の内なる意識にたどり着ける道や手法があるのです。
これまで私が学んできたこと、それぞれの意味がようやくカバラを通じて理解するようになりました。
伝統的な教えの中に広大な意識や情報が広がっていることに気づいた時、人は驚嘆するしかありません。私の場合は、どこへ行ったらよいのかわからない・・とはならずに、そのままその道を歩く形なので迷いはなく、楽しいです。
まとめ
蟹座1度と2度のサビアンシンボルについて。
蟹座1度「船に掲示される巻かれ広げられる旗」 同じ志を持つ人々や集団的な価値、組織や伝統、何かのグループなどに自分を捧げるような人生を歩みます。組織やグループのリーダー的存在になりやすいでしょう。
蟹座2度「広く平らな場所の上に吊るされた男」 大きな集団的価値観や思想、歴史などに触れ従うことにより、そこに広い視野と広大な知恵があることに気づきます。どのように扱ったらよいのかわからない程、広大なものが存在していることに戸惑いを覚えます。