2023年の冬至は12月22日でした。冬至は北半球では一年で昼の時間が最も短くなる日。
その冬至の日から太陽の山羊座1度のサビアンが始まります。
山羊座1度「認識を求めるインディアンの酋長」
山羊座2度「三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」
山羊座1度 認識を求めるインディアンの酋長
山羊座 第1グループ サビアン1~5度 実務的活動の中に高揚した積極性を生み出す
皆をまとめようとする強い指導力を持つ。強い意志力と統率力で行動します。自己主張が強く、周りに対し権威的で強い態度で接したりもするので、反感を買う場合もあります。会社や組織団体をまとめ、強い姿勢で自分の信念を貫いていくリーダーです。
周囲から頼られ、認められて酋長になっているのですから、皆が権力的で人を従わせるような酋長ではないでしょう。
ただこのサビアンシンボルの表現ですと、皆に認識を求める権威的な酋長のイメージっぽいですよね。
グループや組織で何かを決定する時、それぞれの人の意見や状態を考えすぎると、決めることが難しくなったりします。大勢の人がいれば意見も立場も環境や考えも違いますし、全員にとって満足いく形にするのが難しいのですね。何を優先するかによって方針や方向性も変わってきます。
リーダーは全体を考えつつも、重要な事柄を決定していく必要があります。そのためには反発する人達とも対峙していかねばなりません。優柔不断すぎると何も決められないので、強い意志力と統率力が必要になります。
今年は暖冬ですけれど、厳しい冬の冬至から始まるこの山羊座1度のサビアンシンボルは、寒さの厳しい冬を乗り越えるため、厳しい環境とも戦い、乗り越え、皆を導いたり引っ張っていく、強さが不可欠です。
1度:スタート。サインの性質を最もわかりやすく表す。
山羊座1度 認識を求めるインディアンの酋長
ディグリー占星術 松村潔(著)
組織や会社、グループをまとめ仕切るということを宣言し、仕事などで積極的に行動を始めます。
この度数のサビアンを持っている人、もしくはこのサビアンの影響下の人は、強いリーダーシップで皆を引っ張っていこうとします。
山羊座1度のサビアンは、組織や団体、会社などをまとめる統率力、リーダーシップについて考えさせられるサビアンシンボルです。
あなたにとって、より良いリーダーとはどういうものでしょうか?
自分の上司にしたい人とはどういう人でしょうか?
考えてみてください。
※山羊座1度と2度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。
山羊座2度 三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している
グループや組織や団体を統率しようとした時、それに反対する人々が現れて権力争いが起こります。自分の中の信念や価値観が通用しない人々がいるということを実感します。
ステンドグラスの窓の1つはただ壊れているのではなく、爆撃を受けて損傷しているからです。
2度:手ごたえ
山羊座2度 三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している
ディグリー占星術 松村潔(著)
自分が支配権を主張した段階で、強い反対に出会うということもあるし、強い競争意識、肉体の追従力を度外視した活動をすることで、種々の摩擦を起こします。活動サインの場合、やりすぎというのは、反対に意欲を刺激してくるので、時々困った事態にも陥ります。
1度でそのサインの性質を強く出した結果、2度ではその反応が手ごたえとしてやってきます。
窓の1つは爆撃で破損しているのすから、かなり強い反発や抵抗を受けて、争いが起こっているのでしょう。
山羊座2度の出来事、事件
松村潔先生の愛蔵版サビアン占星術の本に、火星がこの山羊座2度「三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」の時にテロが起こったと書いてありました。
山羊座2度
愛蔵版 サビアン占星術 松村潔(著)
アメリカの世界貿易センターに旅客機が突入したテロ事件の時、火星はこの度数にありました。
もちろん窓も割れたでしょうし、突っ込んだ爆撃でビルが崩壊するようなことが起こるなんて、火星のパワーはすごいなあと思いました。
アメリカが強いパワーで世界を統率していると、それに反発する国や組織が現れたりするのですね。
ある意味、山羊座2度の影響を受けている時は、大変なことが起こったりしやすいでしょう。大きな出来事でなくても、喧嘩になったり、注意が必要かもしれません。
まとめ
山羊座1度と2度のサビアンシンボルについて。
山羊座1度 「認識を求めるインディアンの酋長」 皆をまとめようとする強い指導力を持つ。強い意志力と統率力で行動します。自己主張が強く、周りに対し権威的で強い態度で接したりもするので、反感を買う場合もあります。会社や組織団体をまとめ、強い姿勢で自分の信念を貫いていくリーダーです。
山羊座2度 「三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」 グループや組織や団体を統率しようとした時、それに反対する人々が現れて権力争いが起こります。自分の中の信念や価値観が通用しない人々がいるということを実感します。