蟹座27度と28度のサビアンシンボル

蟹座27度と28度のサビアン 蟹座のサビアンシンボル

蟹座27度「渓谷での嵐」、蟹座28度「現代の少女ポカホンタス」のサビアンシンボルについて。

蟹座27度 渓谷での嵐

自分たちが愛し、守ってきた絆や安全な状態を維持しようとするには努力が必要で、外部や自分の内側からそれを壊そうとする力が働きます。

27度:努力によって上昇する。

蟹座27度 渓谷での嵐
自分の平和や贅沢さを維持するためには、努力が必要であることを指しています。安楽が失われつつありますが、自分のやりたいことがはっきりすることで環境依存から離れる兆候でもあります。

ディグリー占星術 松村潔(著)

外部から(そして自分の内側にもある)異質なものがやってきて、これまでの居心地の良い状態を壊そうとする働きます。それが嵐のシンボルです。もう安全ではなく、危機がやってこようとしています。

蟹座の26度~30度は徐々に獅子座的要素が入ってくる準備の度数です。蟹座は小さな集団を表しますが、獅子座は自立した個であり、蟹座が取り組んできた愛を育み、仲間や集団を作って居心地の良い場所を作って来た試みが、脅かされてくることを示します。もはやその集団には、違う種類の要素が入り込んできており、安全ではありません。その居心地の良い家族や集団を維持するには、努力が必要です。

蟹座26度の豪華な贅沢さの場は失われ、新しい風や嵐がやってこようとしています。嵐を防ごうとすると、更に頑丈な作りで守らねばならず、大変な努力をせねばなりません。居心地の良い場所や仲間、集団、守りたいもの、それらを維持していくためには、何が必要なのか、しっかり考えて対策しなくてはなりません。

日本が昔、鎖国をしていた時に、黒船とペリーがやって来て、日本に開国を迫るようなものでしょうか。日本人だけで良かったこれまでの自分たちの生活や生き方が変わってしまうような、嵐のような出来事だったに違いありません。

※蟹座27度と28度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。

自然の脅威、外部の要因ばかり目につくかもしれませんが、実際には自分の内側にも嵐のような要素は存在しています。これまでの蟹座は家族、仲間、集団のために尽くしてきて、大事にしてきたので愛着もありますが、自分の中にも個性を大事にするような要素が必ずあります。誰かのために尽くすだけでなく、もっと主張をして目立ちたいような部分とか、表現したいとか、創造性を発揮したいなどの獅子座的な要素です。それらが内部からもむくむくと顔を出し始め、嵐を呼びます。

ディズニー映画『ポカホンタス』

ディズニー映画『ポカホンタス』は、1995年に公開されたアニメーション映画で、実在のネイティブアメリカン女性ポカホンタスの物語を基にしています。物語は17世紀初頭のアメリカを舞台に、ポカホンタスがイギリス人探検家ジョン・スミスと出会い、彼との恋愛を通じて文化の違いや対立を乗り越えようとする様子が描かれています。※史実とは違うそうです。

ディズニー映画のポカホンタスは、パウハタン族の首長の娘で、自然と深い結びつきを持つ自由な精神の持ち主です。彼女は、好奇心旺盛で、動物や自然と会話する能力を持っています。ある日、彼女は新大陸を探検するためにやってきたジョン・スミスと出会い、互いに惹かれ合います。しかし、彼らの間には、植民地化を進めるイギリス人と先住民との対立が立ちはだかります。ポカホンタスは、彼女の愛する人と彼女の民族の間の平和を築くために奮闘するという内容だそうです。

蟹座28度 現代の少女ポカホンタス 

愛情や優しさを持ち、新しいことにもチャレンジしていく、好奇心旺盛で活力のある人。古き良きものと新しいものを調整していく役割り。チャレンジャー。

蟹座27度の新しい風や嵐は内面的な要素も多かったかと思いますが、28度では、実際に異質なものを集団に運んできます。

28度:過去を踏み台にして突破する。次のサインへの突破口を見つけ出す度数。

蟹座28度 現代の少女ポカホンタス 
蟹座から抜け出すために、異物を蟹座の中に持ち込むことで、蟹座の共同体を揺るがします。水のサインはくっつく性質があるために、ストレートに出ていくことができません。だからこうするのです。

ディグリー占星術 松村潔(著)

ディズニー映画のポカポンタスの話の内容を考えると、蟹座28度「現代の少女ポカホンタス」は、それまでの集団(映画では先住民)に新しい人々(植民地化を進めるイギリス人)がやってきて、対立がおき、その両者の繋ぐために奮闘するという意味になります。

現在のポカホンタスのイメージ写真

蟹座27度は自然の脅威、嵐で集団や共同体がかき乱されていましたが、ポカポンタスは好奇心旺盛で、動物や自然と会話できる人物です。

自然からの脅威はなく、自然と上手く対応・対話出来ているということです。新しいものにも興味を持ち、好奇心旺盛で、これまで馴染んできた共同体と新しいものへの架け橋を作ろうとする、意欲的な少女です。

蟹座27度のサビアンのキーワード

  • 新しいものに興味を持ち、意欲的に取り入れようとする
  • これまでとは違ったことにチャレンジする
  • 新天地へ飛び込む
  • 新しいものを持ち運んで来ようとするため、時には仲間と対立することも。
  • 新しい視点や視野、概念を集団や共同体に持ち込む
  • 調整役
  • 保守的な人にとっては、面倒なトラブルを持ち込む人だと思われる

蟹は固い甲羅で覆われています。蟹座の特徴としては、自分たちの安全で居心地の良い場所を作るために、身内には優しく、愛情を示すけれど、外部や部外者には冷たく、分けて考えるような側面があります。

その身内意識、仲間意識の固い殻から抜けるには、もっとオープンな広い視野が必要です。身内や仲間だけに対してではなく、もっと心を開いていかなくてはならないのですね。ポカポンタスは、自分たちの部族の人達だけでなく、新しくやって来た白人に対しても心開きます。

自分の内側でしっかりと愛が育ち、安定していれば、外部に心開いても揺るがなくなってきます。身内だからとか、外部の人だからというのは関係なく、ハートをオープンにしていくことが出来るのです。

28度は蟹座からの脱出の糸口が見えてくる度数です。蟹座という集団のサインから脱出し、新しいものを取り入れ、個へと移り変わり、自立していく人へと変容していきます。

蟹座28度の特徴は、愛情や優しさを持ち、周りに気を配りながら、新しいことにもチャレンジしていく、オープンな自立した女性。そんなイメージでしょうか。(男性でも愛情深く、チャレンジ精神を持った人という意味です)

まとめ

蟹座27度と28度のサビアンシンボルについて。
蟹座27度 「渓谷での嵐 自分たちが愛し、守ってきた絆や安全な状態を維持しようとするには努力が必要で、外部や自分の内側からそれを壊そうとする力が働きます。

蟹座28度 「現代の少女ポカホンタス 愛情や優しさを持ち、新しいことにもチャレンジしていく、好奇心旺盛で活力のある人。古き良きものと新しいものを調整していく役割り。チャレンジャー。 

タイトルとURLをコピーしました