昨日の太陽のサビアンシンボルは蟹座9度「水の中の魚へと手を伸ばす小さな裸の少女」、
今日は蟹座10度「完全にカットされていない大きなダイヤモンド」です。
蟹座9度 水の中の魚へと手を伸ばす小さな裸の少女
共感能力の高い人です。相手に共感したり同化することによって相手の気持ちや感情を理解しようとします。純粋で繊細な感受性を持っています。
水は感情の象徴で、水の中に手を伸ばすということは、相手の感情に直接触れて感じるということを意味しています。魚という対象があり、魚やその周囲にある感情や気分に直接手を突っ込んで感じ取るのです。対象と同じ気持ちを味わおうとするのですね。
魚にとっては直接触れられると嫌だったり、心地悪いかもしれませんけれど、子供なのでそんなことにはお構いなしです。子供のように真っすぐで純粋に相手を知ろうとしているだけなのです。
9度:サインなりの哲学
蟹座9度 水の中の魚へと手を伸ばす小さな裸の少女
ディグリー占星術 松村潔(著)
水のサインらしく、何かを理解するにはその内部に同化する必要性を感じます。同じことを感じようとする。しかし人と魚には差異性が高いのですが、同化しようとする水のサインは、そのことをあまり認識しません。人間の手に触られた魚はヤケドするのですが、活動サインは積極的なので、そのことに気がつかないことも。
※蟹座9度と10度のサビアンの絵柄は吉田先生のサビはんカードを使用しています。
魚のシンボルについて
魚は魚座やキリスト教、イエス・キリストのシンボルでもあります。
サビアンシンボルの詩文をチャネリングしたエリス・ウィーラーがそのように意図していたかどうかはわかりませんけれど、蟹座9度の「魚へと手を伸ばす小さな裸の少女」というのが、魚を表すイエス・キリストに触れて知ろうとする純真な少女という意味もあるのだとしたら、ただ水の中の魚を触るというだけでなく、奥深い意味にもなるのかもしれませんね。
蟹座10度 完全にカットされていない大きなダイヤモンド
10度は外部の人たちと関わっていく度数です。自分が感じたことを言葉で表現し、他人に理解してもらえるよう努力します。そうして表現力を磨いている内に、他人の反応に影響されない強さと自信、確信を持つようになります。
相手に理解してもらうように、言葉で上手く伝えられるように努力している内に、段々強くなっていきます。人それぞれ、色んな受けとめ方をするので、同じことを伝えても、相手によっては怒ったり、非難される場合もあります。100人全員にわかるように伝えるというのは難しいものなのです。そうやって上手く伝える練習をしていく内に、誰が何と言おうと、自信を持って、出来る限り伝えるという強さを身に着けます。
ダイヤモンドの原石のありのままでは、言葉にしない原石そのものの自分だけだと相手にはその価値や意図がよくわからなかったりします。言葉で伝えないとその人がどういう人物なのかわからないことも多いのです。磨かれていない原石、表現していない状態では、その人がどういう人で何が言いたいのかさっぱりわからないのです。
要領を得ず、わかりにくい表現はカットして削り、上手く言葉で表現できるようになるには伝えようと努力して、表現する練習を積むしかありません。ダイヤモンドの原石をカットして、磨くことによって輝くようになります。
ダイヤモンドは硬いですよね。ダイヤモンドのように硬いものを削るためには高度な技術や機械が必要です。自分が感じたことを表現するのも、色々試してみて、相手によって表現を変えて工夫したり、わかりやすく伝えるように試行錯誤を繰り返し、反論されたり反感を買ったりもしても揺らがない強い自分になっていきます。練習を重ねる内に、誰に何と思われようと、自分を表現できる強さを身に着け、加工された綺麗で美しい大きなダイヤモンドへと変容していきます。
10度:外と関わる
蟹座10度 完全にカットされていない大きなダイヤモンド
ディグリー占星術 松村潔(著)
感じたことを表現するプロセスです。心で感じたものを他人はちゃんと理解してはくれません。そのため、批判を受けても落ち込まずに自分の思ったことを表現する練習が必要です。それが、カットされたダイヤモンドとなるプロセスです。
まとめ
蟹座9度と10度のサビアンシンボルについて。
蟹座9度 「水の中の魚へと手を伸ばす小さな裸の少女」 共感能力の高い人です。相手に共感したり同化することによって相手の気持ちや感情を理解しようとします。純粋で繊細な感受性を持っています。
蟹座10度 「完全にカットされていない大きなダイヤモンド」 自分が感じたことを言葉で表現し、他人に理解してもらえるよう努力します。そうして表現力を磨いている内に、他人の反応に影響されない強さと自信、確信を持つようになります。